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本職は、学習者

どうやら、わたしは学習することが好きなようだ。

人の話を聴いたり、文章を書くことを仕事にしている。その度に異なる価値観や専門的な知識に触れ、それらを文章化するためにあらゆる文献を調べることになる。“仕事”が何よりの学習になる。

予定調和で無駄なく進行することよりも、「知らない世界」に触れることの方が興味がある。知らない世界と出会うことは、知らない自分と出会うことでもある。

対話とは「相手のことばから真実を発見する」というよりも、「相手の存在を通して、自分の中に埋まっている真実を発掘する」という効果に価値があり、その姿勢や技能を磨く方法なのだと思う。

対話をデザインすることは、自分をアートにすること。“人生”という広義の意味において、人間は一人ひとりが芸術だと言ってもいい。対話という方法によって、人のこころをフレキシブルに揺らすことができれば、それはダイアログ・アーティストになり得るのかもしれない。

ふと、そのようなことを考えながら、コーヒーを飲む。ひとりの学習者として、対話を積み重ねてゆきたい。知らない世界に触れ、知らない自分を発掘し、丁寧に関係性を築いてゆく。

それがわたしのライフワーク。


「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。