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僕はもっとがんばらなくちゃいけない

今朝、千原さんのnoteがバズった。


最近、Twitterで話題になっていたことについて言及していた。それは「当事者について」というよりも「広告業界に対して」一石を投じる言葉。僕の大好きな千原さんらしさあふれる文章。僕はこの人の言葉が好きだ。

記事を読んでシェアした。一時間後、Twitterを開くと千原さんのnoteがひっきりなしにリツイートされていた。千原さんの言葉が、世の中に共感と新しい「問い」を生んだ。

ひと月前のこと。千原さんを「千原徹也賞(教養のエチュード賞)」のためにnoteに引っ張り出してしまった。超多忙な千原さんにとって文章を書くことは燃費が悪い。なかなか更新する時間もなく、フォロワーもまだ少なかった。でもね、ちょっと本気を出せば、ほら。一瞬でぎゅんっと抜かれてしまった。

「カッコイイ」

それが一番の僕の感想。千原さんが積み上げてきたことや、世の中に提示してきたものを考えれば、それはごく当たり前のこと。バズったnoteの内容は、普段から千原さんが問題提起していることだった。だから千原さんはロゴデザインで街を応援する『KISS TOKYO』も立ち上げたし、アートディレクターだけでなく、ラジオパーソナリティや映画制作をしている。どういう想いがあって、どういう思考で、世の中に打ち出しているのかを僕はよく知っている。

なぜなら、僕は千原さんにインタビューし続け、100万字以上その言葉たちを書き起こしてきたのだから。


そして、もう一つ感想。それは「嶋津、お前はもっとがんばらなくちゃいけない」ということ。

はじめて会った時から千原さんの魅力に惹かれた。そこからたくさんの素敵な言葉を聴かせてもらってきた(それは人生を変えてくれるほどの)。一緒にお仕事をさせていただいた。記事だってたくさん書いた。千原さんの抱える問題提起。現象に対する違和。それをデザインやアートディレクションで訴えかけていく姿。この二年、ずっと見てきた。

僕が惹かれた言葉は、千原さんが普段呼吸するように言っていることで。そこに全力でときめいて、それを整えて、世の中に出してきたのに。千原さんの今朝のnoteほど多くの人に届いたことがない。


もちろんタイミングや「誰が発言するか」ということはある。でもね、それを差し引いても、僕は届け方に失敗してきたんだ。それが、今朝、証明されてしまった。

やりようは山ほどあるんだ。それは読みやすさかもしれない。熱量かもしれない。言葉の巧さかもしれない。今回のように、世の中に配信するタイミングかもしれない。全部、全部、もっともっと考えなくちゃいけない。

それができていれば、ずっと早く千原さんの考えを世の中に届けることができたはずなのに。千原さんにとって、僕の存在理由はそこにあるはずで。本当の意味で「憧れ」の力にならなくちゃいけない。「記録」だけの役割ではなく、より良い状況をつくる手伝いができなくちゃ。

努力の手を抜いちゃいけない。「届け方」を考えることも、行動に移すことも。僕にとって今日は、特別な一日になった。






「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。