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『ロバート・ツルッパゲとの対話』

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写真家ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』の感想を編んだマガジンです。 『ロバートとベートーヴェンとの対話』を運営するサークルがピックアップしております。担当は…
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耳が痛いけど大切なこと | 『ロバート・ツルッパゲとの対話』

写真家の幡野広志さんが『ロバート・ツルッパゲとの対話』をおすすめされていたので気になって読んでみた。幡野さんいわくこの本を読めば、人との距離感のとり方を学べるのだとか。 下記に印象に残った部分と感想を書いていますが、幡野さんが言っていたことと全然関係ないところを抜粋してます。印象に残った部分がたくさんあって、拾いきれないので今回は2箇所だけ。 大勢の声に紛れていると、自分が必要とされる価値がゼロに近くなる考えるって正直めんどくさい。考えるのが嫌になり、一旦逃避するなんてこ

くま読書 ロバート・ツルッパゲとの対話

ワタナベアニさんを知ったきっかけはおそらく幡野さん経由だったと思う。 国内外で活躍を続ける写真家・アートディレクターのワタナベアニ氏による初著書。海外と国内とを行き来する著者による、この国の「哲学」について。「自分がしたいことを考えず、与えられたことだけをこなして自分を騙してしまう。これが哲学の不在です」と、著者はそう語ります。私達はいま、自分に正直に生きているでしょうか。“大人の幼稚さを通過して、もう一度純粋な子どもの目を取り戻"したい、そんなあなたへこの本を贈ります。哲

【読んだ本】ワタナベアニ著「ロバートツルッパゲとの対話」

突然ですが、私はデビッド・フィンチャー監督作品の映画「ファイトクラブ」が好きです。 バイオレンスでスタイリッシュでグランジ感ある世界観とか、かなり脳裏に焼きつきました。 主演の2人、ブラッドピットとエドワードノートンがかっこ良すぎて、痺れるんだな。 そして、印象的なシーンに切り込んでくる Pixies「Where is my mind」という曲。 映像とタイミングと、すべてにマッチしていて、いやほんとセンス抜群! 冒頭から、本の話?映画の話? 今回読んだ本はこちら

拝啓 ツルッパゲさま

拝啓 ロバート・ツルパゲさま ずっと、アニさんからの本が届くのを待ち望んでいました。 最初は、オヤジギャグを散りばめたフォトエッセイ的なものかと思っておりましたら、何と、もう一人の人格者、ツルッパゲさんとの哲学的な対話というじゃないですか。 また、田中ひろのぶさんの、『読みたいように書けばいい。』に触発されて大幅に書き直した。というから、キングタムの新刊じゃあるまいし、これほどまでに、事前に予約した本が待ち遠しいというのは初めてでした。 いざ、本が届いて読み始めました。