花粉症明けの気づき

しばらく九州にいたせいか、関東の花粉症がこれほどまでに長いことをすっかり忘れていた。2か月にわたって部屋の窓を開け閉めすることはおろか、ふらっと外を歩くことを極端に避けたDoor To Door生活を続けていた。
特に3月中旬以降こじらせてしまった花粉症由来の頭痛がもとで、なんだか落ち込み気味の精神状態が2週間ほど続いてしまい、仕事の面でも随分と生産性を落としてしまった。
ようやく復調してきて1週間ほど、今朝は霧雨のふる曇天であったため、さすがに花粉も飛ぶまじ、ということで2か月ぶりのランニングをした。
そう、この感覚―
僕はやや過激派寄りな運動信者であるため、フィットネスが身体の見た目に作用するだけでなく、いやむしろそれ以上に脳への効能があると確信している。
そのため、筋トレはこの期間にも継続をしていたので、比較的ハードに体を動かしてはいた。しかしランニングを終えた今、全く別の心地がすることに気が付いた。これは書き留めておきたい。
筋トレ後の精神は「高揚感」「秩序」「目的意識」といった要素が優位となる。そもそも単一な動作を同じ場所にとどまって反復するわけだし、予め定められた重量やセット数をこなしていくわけだから、目的主義的な自分が醸成されるのも納得がいく。
一方で、ランニング後には「恍惚感」「鷹揚」「博愛的」な面が優位となった。汲々としていた最近の自分を振り返ると、好対照な自分が出現したことを心より歓迎したい気分である。
「失って初めて気が付く」とはよく言ったもので、ランニングを失って取り戻したことで、この感覚に気が付いた。四六時中、というわけにはいかないけれど、この自分が出現する時間帯が本当に好きで、やっぱりランニングは欠かせないなと思い直した。
やっぱり、来年の春は沖縄に短期移住します。


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