見出し画像

価格の設定方法はどうする?いくらにする?どうやって決める?

■価格の決め方は?

 食品スーパーやセレクトショップ、家電量販店、雑貨屋さん、ホテルなど、様々な価格帯の商品・サービスが世の中にはありますね!
 価格の決め方については「この商品っておおよそ市場での価値がこのくらいだから…」というプロセスがパッと思いつくのではないでしょうか?しかし、それだけではないんです!実は様々な手法があるのでいくつか紹介していきます!


知覚価値法

 これがよくある決め方です。「市場的にはこのくらいだから~○○円にしよう!」という決め方です。この方法は、市場調査によって直接消費者の知覚している価値を測定したり、類似商品や代替商品の価格帯から予測して設定したりもします。


差別価格法

 同製品に対し、顧客層によって金額を変える方法です。例えばテーマパークチケットは、お子様から大人にかけて金額が異なったり、定期券などは学割などがあります。製品や商品、プロダクトやサービスは同じだけど、それらを提供する顧客セグメントによって金額を変える方法となります。


コスト志向的価格設定法

 例えば、ある製品を市場に出すためには「コストがこのくらいかかるから、そのコストを回収して、更に利益を出すために価格はこのくらいに設定しよう」というような企業側都合で価格を決める方法です。


競争的価格設定法

 他社に競争力で優位性を確保するため、品質・価格のバランスによる差別化を図って設定する方法です。お客様の価格弾力性が高いときに用いらえます。例えば、安くすれば購入量が増えるといった商品などに用いられることが多いです。ただし、価格競争になりやすので一般的には他社と同等、もしくは「若干安め」くらいの価格が設定されることが多いです。


心理的価格政策

 お客様の心理に働きかけて購入を促進さえることです。お客様はそれぞれ様々な背景をもっており、様々な理由で商品を購入するという意思決定に至ります。端数価格、名声価格、段階価格などがあります。


さいごに 

 価格の決め方をいくつかご紹介しました。実際の現場では、価格決定の際、自社と市場の関係、自社の成長フェーズ、需要と供給バランスなど様々な背景や戦略のもとで決定します。街で何かしらの商品やサービスに「高いな~、安いな~」と感じた時、「なんでこの金額になったんだろう…」と考えてみると面白いかもしれません!

実務に役立つ検索サイト

MBA用語集

グロービス経営大学院HP

貴重なお時間ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?