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ロジカルな話し方 超入門 #プレゼン準備用note

※社内でプレゼン予定があり、整理するために作成したnoteです。メモっぽくなってます。

仕事をする中で最も言われることが多いのが、
「結局何が言いたいの?」です。

特にエンジニアとして、ビジネスサイドと打ち合わせをする際に、
エンジニア用語を使わずに説明をするのが超苦手です。
「カラム」「データベース」「ドメイン」などの言葉を使ってしまうと、
ビジネスメンバーは??状態になります。

エンジニア間同士で会話をしていても、「で?結局どういうこと?」と言われることもしばしば。

特に最近課題に感じるのは、
前提知識が揃っていない人にどの粒度で説明して良いか分からずに
結局意図していなかった伝わり方をしてしまうことです。

そこで、「ロジカルな話し方 超入門」を読むことで
話し方や伝え方を勉強しようと思いました。

■完璧な根拠の作り方

根拠とは、「事実」「理由づけ」
根拠をもとに本質的な理由が説明できると、説得力が向上します。
ここで、注意すべきことは、「事実」は誰が言ったか関係ありません。
どんな事実に基づいているかが重要です。

理由づけは丁寧に行う必要があり、下記の4点に気をつける必要があります。
※相手との関係値が希薄の場合は、なおさら気をつける必要があります。

①同語反復
②遠回しすぎる表現
③議論の脱線
④議論の飛躍

また、根拠とともに主張結論をセットで伝えることを意識する必要があります。その際は、必要な情報のみ伝えましょう。

なぜなら、「結局何が言いたいのか」を明確にするためです。
注意ポイントとしては、相手と「前提条件」を揃えておく必要があることです。前提条件が揃っているかいないかで、結論に大きく影響します。

物事を伝えるときは、三角ロジックを階層化すること。
「どうしてそうなるのか?」「するとどうなるの?」と自問自答することで、相手からの反論に備えます。結果、より強固なロジックができ上がります。

三角ロジック


より強固なロジックを固めるためには、
三段論法(「大前提」「前提」「結論」)を活用します。

■共感されるストーリーの作り方

何か提案や説明をするときは、さまざまな状況を想定して2手3手先を考えておく必要があり、ストーリー仕立てで説明を行うときは、同じキーワードを使うことを意識しましょう。

AならばB、BならばC、CならばD

逆に言うと、同じキーワードを使っていない時はストーリーが飛躍している可能性があります。
ただし、同じキーワードで文を繋ぐときは、ストーリーは1つではありません。いつでも分かれたり、まとまったりすることがあります。
説明に矛盾を感じるときは、「本当にそうなのか」を自問自答で繰り返して説明の妥当性を確かめることが大切です。

また、ロジカルな話し方をする上で大切なのは「争点」を意識することです。

※争点とは、絶対検討しなければならない一番大事なポイントを指します

争点を見つけても、その争点だけとは限らないので、考えられる全ての争点を探し出すことが必要です。
注意点として、情報収集の段階からいきなり検索をすることは避けましょう。なぜなら、争点を探し出したり、検証したりすることが難しくなるからです。争点を見つけた後に、その争点を検証するための有効なデータを検索しましょう。

情報(原因)が複数ある時は、縦と横での情報整理を行います。
情報が縦つながりの場合の対策は1つで、横並びの場合はそれぞれ対策が必要です。

結論(ゴール)からステップを積み上げていくことで、解決策を見出します。その際、真の原因は何なのかを繰り返す考えることで、本質的な解決策を模索しましょう。

■刺さるメッセージの作り方

まず、「ゴールと依頼内容を明確に定めること」が大切です。
ゴールがまとまらない時は書き出すと効果的です。

相手を自発的に動かす時には、
「理解 → 納得 → 共感→ 行動」のステップを踏むことが大切です

「理解 → 納得 → 共感→ 行動」のステップ

理解を得るためには、人を動かす3つの理解 を意識しましょう。

①根拠の理解 … 「なぜそう考えるのか」
②事例の理解 … 「身近な例」
③手順の理解 … 「実際の方法」

根拠を説明するときは、経験則(背景・経緯 + 過去の成功体験)が有効です。また、事例を添えるとより説得力が増します。
手順を伝える時は、暗黙知(経験で習得)ではなく形式知(言葉で整理された知識やコツ)で説明しましょう。手順がないと、具体的な行動する方法がわかりません。

クローズド・クエスチョン(「はい」「いいえ」で答えられる質問)をされた時は、相手が知りたい結論から話すことが大切です。
最後に経過や経緯を説明すると良いでしょう。
反対に「はい」「いいえ」で答えられない質問(オープンエンド・クエスチョン)の時は自分の考えた内容を発表することが効果的です。

同じ事柄(案件)でも、相手の役割に則した内容で説明することが大切です。相手の関心や興味を把握し、得られる価値や意義を説くことが大切です。

相手の関心がどの段階にあるのかを考えるときは、AIDMAを用いましょう。
AIDMAの段階に応じて、伝える内容を変えるとより効果的です。

AIDMAとは…
・ATTENTION(注意)
・INTEREST(興味)
・DESIRE(欲求)
・MOTIVE(動機)
・ACTION(行動)

メールなどの文章で説明する時は、要約文(総論)を用い、
目的と要約を簡潔に書きます。
要約文を書く上で大切なことは、7 ~ 9文、かつ30秒で読めることです。

相手のニーズを掴む際は、下記4つの質問が効果的です。

①現状質問 … ニーズを知る
②問題質問 … 問題を明確に伝える
③示唆質問 … 対策を明確化
④解決質問 … 対策を選んでもらう

効果的な伝え方として、下記の点は大切です。

・相手が欲しい情報だけを伝える
└ 相手がどこまで知っているかを把握しておくこと
・相手が発言しようとしている時は、自分の発言は控える

■伝わる構造の作り方

必要最低限の情報で伝えられるように、情報を整理します。
その際に意識することは下記の点です。

・詳しすぎず、簡単すぎず
└ 相手の状況やレベルに合わせる
・話の要点は最大でも7つ(マジカルナンバー
└ 理想は3つ、多くても7つまで
ただし、詳しい説明が必要な時もあるので注意!
・タイトルで重要性を伝える
└「手段・トピック・目的」を提示する
例)暗号化による個人情報のセキュリティ強化
・トピックごとに段落を区切る
・要約文を段落の先頭に書く
└ 結論を先に考える
・不要な情報を削る
なくても困らない情報は全て省略、専門用語は使わない
・冗長表現を避ける
①二重否定文
②遠回し
③勿体ぶっている
・1文では1つのことに絞る
・正しい日本語を使う
└ 誤字脱字× 慣用表現×
ひらがなをできるだけ使う
例)「できる」→ 「出来る」
・知っている例や図解をなるべく使う
・キーワードを強調する
└ 前後に間をとる、繰り返す
・思いつきで追加しない
└ 根拠不足、辻褄が合わない

相手に効果的に伝える手段として、好感度を上げることも大切です。

・コンタクト数を増やす
・パーソナルな部分を出す
例) 子供が熱を出しちゃって・・
・ダメよりも惜しい
└ 改善点をセットで伝える
・期待を相手に伝える
└ ストレートに否定しない

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