はりきゅうナビ『リリースまでの4日間』
フリーランス2年目の石田です。
九州を中心にスポーツトレーナー、鍼灸師、組織マネジメント、コンサルなどの仕事をしています。
昨日の20:00頃に鍼灸学生の学びと、進路を守る《はりきゅうナビ》をリリースしました。
「はりきゅうナビ」とは?
新型コロナウイルスの影響で国家試験や就職などの進路に対しての不安を持っている鍼灸学生をサポートするサービスです。
鍼灸師さんだけでなく、理学療法士さん、柔道整復さんなどの医療従事者、医療学生、その他大勢の方に拡散頂きました。
本当にありがとうございます。
おかげさまではりきゅうナビは187名の方(5/14 21:00現在)に友だち登録頂いております。
新型コロナウイルスの影響を受け、学校も対応に追われています。
お世話になった教授にも連絡しましたが、かなり大変そうです。
学校、教授も初めての体験で授業や進路相談に割く時間と労力が減っています。
【従来】
授業/進路相談100%
→学生にしっかり寄り添える
【現在】
コロナ対応40%
授業/進路相談60%
→コロナ対応により時間と労力が奪われ寄り添えない
僕がイメージする学校の現状です。
学校/教員側も疲弊しています。
疲れているんです。
それがオンライン授業の質、サポート体制の質に反映され、学生から不満の声が多発しています。
学生からしたらたまったものじゃないです。
ただでさえ国家試験という山場に向かっているのに、満足のいく授業が展開されず、鍼灸整骨院やクリニックなどの経営状況悪化で就職すらできるかわからない状態。
それに対しての不安や相談を受け取る窓口も機能していない。
これでは医療従事者の未来が真っ暗です。
そして退学者が増え、合格者/入学者も減る可能性があります。
学校そのものの存続するら危うくなります。
そんな課題を解決すべくリリースしたのが
はりきゅうナビです。
当初リリースまでの期間は5/10-15の6日間を予定していました。
しかし実際にリリースまでにかけた期間は5/10-5/13の4日間です。
爆速で動きました。
本日はその4日間の様子を皆さんに見て頂けたらと思い記事を書いています。
期間を縮めた理由は途中で書きます。
はりきゅうナビの詳しい内容を先に書くべきなのかもしれませんが、まず僕や運営メンバーの思いを知って欲しいです。
少し長くなってしまいますが、お付き合いください。
※画像は個人情報保護のため加工をしております。ご了承ください。
【1,2日目】5/10-11(日/月)
- 各学校の対応を知る -
いつものようにツイッターのTL (タイムライン)を見ていると学校への不満をあげている投稿が多数目に入ってきました。
4月からオンライン授業を開始している学校もあったため、なんとなくうまくいっていないのは知っていましが…。
そこで大学の後輩にLINEで尋ねてみました。
実際のラインです↑
彼は大学内もでかなり成績上位でアクションも起こしている子です。
そんな彼でもかなりの不安を抱えていました。
時間割も見せてもらいましたが、授業毎に使うオンラインツールが違ったり、課題提出方法や受取方法も違いました。
「おいおい、流石にないやろそれは…」と思いました。
自分の母校でこのような対応ということは、他の学校も同じような状況orそれよりもひどい状態なのでは?と考えました。
その後も何名かの後輩や学校に関わっている知人に連絡を取りましたが、不安な声ばかり。
僕は「このままだと鍼灸、医療業界の先が暗くなってしまう」と思い、
このツイートを致しました。
はりきゅうナビリリースの1歩目です。
僕自身学生時代様々な方にお世話になりました。
実力もない僕をトレーナー現場で勉強させてくれたり、自信がなくなっている時に寄り添ってくれた先輩。
数えきれません。
その恩返しとして不安を抱える後輩たちを助けたいと思い立ったのが始まりです。
当初は5日間で全国の学校のコロナ対応を吸い上げて、各学校でどれだけの差をあるか分析する予定でした。
このツイートに様々なコメント、引用RTをして頂きTLに各学校の対応が大量に流れてきました。
これらのツイートのように媒体が違う学校もあれば、資料配布から授業、課題提出まで全てが統一されている学校見受けられました。
割合的には前者が多め。
「対応仕切れていない学校が多い。しかし対応できている学校もある」
ということが2日間で読み取ることができました。
【3日目】5/12(火)
- 全国の鍼灸師さんへ呼びかけ -
この日の夜まで徹底的にTLに流れる情報を整理していました。
僕がここで考えた、学校(特に医療系)の課題はこちら
○オンライン授業により質が落ち、国試に対する不安
→主に成績が中位60%の学生
○就職先候補がコロナで経営状況が悪化し、求人が出るかどうかへの不安
→主に成績が上位20%の学生
主にこの2つでした。
成績上位者であれば自分自身で勉強できるので、国試よりもその先の進路が不安。
成績が真ん中あたりであれば進路よりも先に国試に対する不安。
このように分析から仮説立てました。
「さてここから当初予定していた5/15リリースに向けて動こう」としていた時、ある投稿がTLに流れてきました。
※ツイートはすでに削除されています。
一般臨床医学には直接関係ないですが、以下の短文をレポート用紙へ各10回書け。但し、必ず自筆(鉛筆、ボールペン等を使用)にて書く。気に入った文を5つ記載せよ。講義開始後テストします。
1.〇〇〇〇
2.〇〇〇〇
-----
30.〇〇〇〇
は?
え?
やばいやん。
この時代にこんな課題出す教授がいることに驚きました。
せっかくの短文(ここでは名言のような文が記載されていました)も価値が下がってしまします。
見た瞬間に「古い組織はダメだ」と感じ「僕たち若い世代がやらないとこの業界に未来はない」と思いました。
これがリリース期間を5/10-15の6日間を5/10-13の4日間に短縮した理由です。
そしてこのツイート。
かなりの反響がありました。
スポーツ、美容、開業、エンタメ、一般企業など様々な業界でご活躍される鍼灸師さん、30名以上の方からご連絡頂きました。
本当にありがとうございます。
鍼灸学生の現状を受け止め、協力したいという方がこんなにもいらっしゃることにびっくりしました。
(アンチも中には…。フル無視です。)
この3日間で困っている学生の声がとても寄せられました。
「どうにかしてあげたい」
その一心で進めました。
【4日目】5/13(水)
- はりきゅうナビ『リリース』へ -
とにかくスピード
とにかくスピード
それだけを意識して朝から動き続けました。
これ以上学校側と生徒側の溝が大きくなりすぎると、退学者が増えたり、学校へ不満を爆発させデモ活動(大袈裟だけど)が起こり修正不可能な関係性になることを恐れていました。
運営メンバーを募り、名前を決め、ロゴの作成を依頼、ライン公式アカウントの設定などとにかく休むことなく動きました。
ご覧の通り、
運営ラインができたのが5/13 16:27
ロゴが完成したのが5/13 19:39
です。
どうしても5/13にリリースしたかった。
不安を抱える学生を1日でも早く助けてあげたかった。
ただそれだけが僕たちを動かしました。
もうかなりバタバタです笑
僕の無理なお願いに迅速に対応してくれた運営メンバーに感謝です。
この短時間でアカウントを作り上げました。
そしてリリース。
様々な方に拡散して頂き、予想を上回る人数の方に友だち登録頂きました。
またリプライやDMで応援メッセージを送って頂いた方、期待をしてくださっている方にも感謝しかありません。
そういった1つ1つのお言葉がある限り、僕たちは進み続けます。
「学びを守る、進路を守る」
この言葉を軸にはりきゅうナビを運営してまいります。
まとめ
今回ははりきゅうナビができるまでの4日間について書きました。
僕のライティングスキル低さで読みにくい記事になってしまい、誠に申し訳ありません。
コンテンツもまだ完成していない未完成サービスです。
それにも関わらず沢山の方に支えて頂けることを嬉しく思います。
ですが学校や他の組織には出せないスピード感は出します。
学生の声を吸い上げ、すぐさま反映させる。
ここは追求します。
運営メンバー一同、コンテンツ練りに練っております。
オンライン講義や現役鍼灸師への進路相談などなど…。
今週末から1つずづ解禁します。
1日でも早く鍼灸学生の不安を取り除きます。
最後に感謝したい方がいます。
もちろん運営メンバーや拡散してくださった方、あらゆる面でご協力いただいている方には感謝しております。
しかしこのスピードを出せたのは医療学生の『こうのりな』さんのおかげです。
こうのさんが学校の現状を発信して下さらなかったらここまで早くリリースはしていませんでした。
あのツイートが僕や運営メンバーの心に火を付けました。
こうのさんのような学生を少しでも多く助けたいです。
こうのさんのTwitterアカウントはこちら↓
多くの鍼灸学生に『はりきゅうナビ』が届き、そしてこの動きを見た他の医療従事者が学生のためにアクションを起こす。
そういったフローができれば医療従事者の未来は明るくなると考えています。
今後とも『はりきゅうナビ』をよろしくお願い致します。
差し支えなければご登録、ご拡散よろしくお願い申し上げます。
【はりきゅうナビ 公式アカウント】
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・QRコード
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