支援化する勉強会

2021年1月12日
『支援化する勉強会』
(オンラインサロン記事から https://note.com/ryota_tsumu_m29/circle?)

僕のSNS投稿で一番リアクションがあるのは家族に関することで、みんな僕より妻や娘に興味があるんじゃないかとちょっと不安になっているやまぐちです。

今日のテーマは自分にとっても非常に大事な視点で、これから企画やイベントをやる方にも重要な話だと思います。


先日、前職の会社の会長から勉強会のお誘いのMessageを頂きました。
会長は薬剤師で、特に漢方に造形が深い。
故山本巌先生から臨床漢方を学び50年実践してきた薬剤師会の重鎮。

会長は自身でも運営する日本在宅薬学会で、この漢方を広めるべく漢方セミナーを開催している。
僕も、新卒就職してから漢方を学ぶためにこのセミナーに参加した。

非常に有意義なセミナーで、臨床漢方の名にふさわしく、理論をどうこうこねくり回す勉強会ではなく、いかに現場で使うか?患者に効く漢方はどれだ?ということを突き詰めたセミナーだった。
参加者のほとんどが薬剤師歴数十年の大ベテランの中、当時新人だった僕は必死に勉強をした。

年9回ほど開催されるセミナーに参加して3年目。
これまで大阪、東京を中心とした都市のみでのセミナー開催であったが、新しく神戸開催がさられることになり、その基礎編講座6回を任せられることになった。
講師陣で最もキャリアの低い薬剤師3年目での抜擢だった。
その参加者も薬剤師歴数十年のベテランが多く、中途半端なことはできないと毎回全力でセミナーをやっていた。

そんな感じで、漢方セミナーには少なからず時間と、そしてお金をかけて学んでいた。
このセミナーはなかなか高額で、毎回2万円を超える授業料を支払っていた。
少なく見積もっても、30万円以上セミナーに費やしている。
#新人には辛い

セミナーはその後一度縮小されることになり、また会長自らのセミナーに限定されることになった。

その頃から、僕はこのセミナーに関わることが減ってきた。
やがて講師陣の集まりから距離をおくようになった。
その頃より、僕は仕事では店舗の長に、プライベートでは結婚をしたりと、生活状況が大きく変わっていた。
そんなことを理由に参加をしなくなったが、実際本当に忙しくて参加する時間もなかったか?というとそんなことはなかった。

そして先日、会長から新たに漢方セミナーをやるからと、お誘いの連絡がきた。
すでに僕は会長の会社を退職し、別の会社で働き始めている。
その状況でも声をかけて頂けるのは本当にありがたかったのだが、参加はお断りした。

前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。
「なぜ僕はこの勉強会のお誘いを断ったのか?」

建前としては、
・忙しい
ってなるが、実際のところ、参加する時間を確保できないほどに忙しいわけではない。

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