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情熱は足りてるか

こんばんは。

今回は私が大学生時代から大切にしている言葉を紹介します。

情熱は足りてるか

願ったことが叶わへんかったら自分の情熱が弱かったと

それを理由にすべきだと思いますよね

人のせいにする訳でもなく
状況のせいにするわけでもなく

もっとやれたんじゃないかと。

知っている方もいるかもしれませんがこれは本田圭佑さんの言葉です。

今では様々な意味でこの言葉を捉えており自分自身に問いかける際に使っています。

私がこの言葉と出会ったのは大学2年生の時。

他責思考の塊だった自分にはすごく響きました。

当時置かれていた状況は部員180名で同じポジションだけでも40名ほどいて私がスタートで出れる試合は7割、ベンチが3割といった感じです。

ベンチの時は全身で不満な態度を見せ監督の言うことはすべて無視しベンチで心の底からチームの負けを願っている、そんな薄っぺらい人間でした。

今では人柄が良いと言われることが増えてきましたが小さい時からこの時期までの私は出会う大人のほとんどから「人間性が悪すぎる」、「こんなやつがサッカーしてるなんて」と言われるような性格でした。

それまで所属してきた自チームの監督には呆れられており怒られた記憶がほとんどありません。

自チームではあまり怒られませんでしたが高校時代の兵庫県選抜で試合に出られなかった日のミーティング中ガムを噛みながら監督を睨み続け「お前もう帰れや二度と来んな」と怒鳴られる経験をしました。

怒られたことに少し驚きましたが「こいつきしょすぎやろ」とつぶやくぐらいの未熟さでした。

大人に近づいていくはずの年齢なのに今思うと相当幼稚で害悪な選手です。

負の感情をコントロール出来ないとあらゆる物事が上手くいかず悔しい思いを重ねさらに悪態をつく、そんな感じでした。

小さい時からこの時期まで自分の人間性が原因で数えきれない程身勝手な言動を繰り返し迷惑をかけました。

自分の負の感情との向き合い方が分からず周囲を不快にさせ続けたことを今は本当に反省しています。

そんな自己中心的な考え方を変えたいと思っていた中でこの言葉と出会います。

すぐに自分のやるべきことを理解し携帯のホーム画面に設定、常に見るようにしていたホワイトボードにも書きました。

この日から徐々に自分の考え方が変わり自分自身に矢印を向けるようになり得られる成果が格段に向上しました。

サッカーをしていて思い通りの結果を得られることはほぼありません。

人生も同じく大抵は悔しい思いの連続です。

多くの人は上手くいかない時無意識のうちに周りに原因を求めてしまいます。

原因を外に向けてしまえばその時点で自分の頭で考えることを放棄できるからです。

当時の私がそうだったように上手くいかない時は周りのせいにしたくなるでしょう。

そんな時自分にこう問いかけてみてください。

情熱は足りてるか

その一瞬のために準備が出来ていたか。

結果に対して不満に思えるだけの取り組みをしたか。と

これは私の持論ですが完璧な準備なんてないと思っています。

やっているようでどこか突き詰められていなかったところがある。

失敗した時にはその自分の甘さが露骨に現れます。

そんなネガティブな状況でも自分自身に矢印を向けられれば失敗は経験に変わり成長に繋がります。

この言葉のおかげで私の性格や習慣は180度変わりました。

そして自分が変わると周りからの扱いも180度変わります。

是非皆さんも日常の中で上手くいかないとき自分自身に問いかけてみてください。



そして時は流れ社会人になった今。
ふと自分に問いかけてみました。

情熱は足りてるか

答えはNOでした。

毎日決まった生活をして何に情熱を注いでいくのかもわからない日々。

何かを成し遂げたいんだと思うだけで何も行動出来ていないこと。

過去に熱く生きてこられたのは自分の力ではなくサッカーのおかげだと気付きました。

誰しもが情熱的になれる何かがありサッカーを辞めた今の自分にもきっと情熱的になれる何かがあります。

今は目の前のことをやっていくしかありませんが、残りの人生でサッカーをしていた時よりも情熱的に生きていきたい。

今後何年生きていけるか分かりませんが今までで一番熱く生きていたのが過去なんて情けない感情を抱きたくありません。

毎日何かに挑戦して輝いている人間でありたいと心の底から思いました。

あの時の熱量で自分の人生に当事者として向き合えるよう今日出来ることを積み上げます。

言葉を紹介すると言いながら書いていると熱い気持ちを思い出しました。

自分は人に何か言えるほどのことやっているのかと考えたら何の取り組みも実績もないことに気づき途中から何か反省文や宣言のようになりましたが最後までご覧いただきありがとうございました。

良ければ皆さんの情熱的なお話も今後聞けたら嬉しいです。


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