最近の記事

Yes!Future!6

僕の10代の頃の青春といえば、インターネットとゲームとロックンロールと恋愛だった。後1つ覚えたことがある。 それはドラッグだ。 精神科の処方薬と危険ドラッグから始まり、覚醒剤まで至ることになる。 このドラッグは僕の人生を破滅させることになる。 セックスドラッグロックンロールと叫び僕の青春は泥沼にハマることになる。 また、哲学も僕の心を蝕んでいくことになる。 初めての彼女とは1年の交際の末、別れを告げられた。 ここから僕の付き合ってはフられるという繰り返しが始まる。 また、イン

    • Yes!Future!5

      每日ロックンロールを聴き、夜な夜なネットをする日々。 僕は現実から逃げ出したかった。 無味乾燥でくだらない、砂を噛むような現実。 家が嫌いだった。 唯一現実逃避出来る場所は僕の部屋。 4畳半のこの部屋が僕の全てだった。 ロックバンドは黒夢から始まって、hide、ブルーハーツ、ニルバーナ、セックス・ピストルズ等を聴くようになった。 セックス・ピストルズの歌で「NoFuture」と連呼する箇所があるが、そこが好きだった。 ノーフューチャー。未来は無い。 その通りだ。 こんな世界に

      • Yes!Future!4

        もう一つ14歳の僕を興奮させたのは「哲学」だ。 「世界は何処からきたの?」で始まる「ソフィーの世界」という哲学入門書のような小説に僕は衝撃を覚えた。 この本は当時記録的なベストセラーとなった。 哲学というのは「世界は何処からきて何処へ行くのか」を追求したものだろう。 昔、ゴーギャンという画家が「我々は何処から来たのか。我々は何者なのか。我々は何処へ行くのか」というタイトルの絵があったことを思い出す。 僕は何処からきたのか。僕は何者なのか。僕は何処へ行くのか。 それを知りたくて

        • Yes!Future!3

          休みの日、僕はレンタルショップ屋に入った。 暇を持て余す中、何か良い音楽でもあったらという気持ちだった。 しばらく店内をうろついていると、僕は衝撃が走った。 店内から流れる音楽に衝撃を受けたのだ。 すぐさまCDレンタルの場所に行き、何故かこれだ、と分かった。 黒い背景に骨の手が描かれているジャケットだ。 黒夢というバンドのマリアという歌らしい。 すぐ左にアルバムがあった。 アルバムの絵も衝撃的で、ガリガリに痩せた男が半裸のままナイフで自分の体を切り刻んでいた。 90年代にこう

        Yes!Future!6

          Yes!Future!2

          ぼんやりとした寝不足の頭で学校に向かう。 机に突っ伏して寝たまま授業を受ける。 どうして生きてるんだろう? 何の意味があって生きてるんだろう? そんなことは誰でも考えることなのだろうか?中学生の思春期なら考えてあたり前なのか? しかし周りの連中はそんなことを考えてるようには見えない。 窓側の席の僕は外を見る。 雲1つ無い晴天だ。だが僕の心は曇りだらけだ。 窓から明日は見えない。明日は今日なのかもしれない。 チャイムが鳴り授業が終わる。 皆は一斉に友達と喋り出す。 友達がいない

          Yes!Future!2

          Yes!Future!!

          暗い寒い辛い。いつからこの陰鬱な場所にいるんだろ。早く抜け出したい。 ぼんやりと光るディスプレイを覗き込み、カチャカチャとキーボードを鳴らす。 僕の世界。暗くて寒くて辛い陰鬱な世界から連れ出しててくれる。 安息の地だ。 気がつけば夜中の3時。 駄目だ。この世界から抜け出さないと。 明日の学校に響く。僕は仕方無しにパソコンの電源を切る。  また明日から無味乾燥な暗くて辛い陰鬱な生活が始まる。 僕はベッドに覆いかぶさる。 なんで、生きてるんだっけ   ぼそりと呟いてみる。

          Yes!Future!!