Yes!Future!4

もう一つ14歳の僕を興奮させたのは「哲学」だ。
「世界は何処からきたの?」で始まる「ソフィーの世界」という哲学入門書のような小説に僕は衝撃を覚えた。
この本は当時記録的なベストセラーとなった。
哲学というのは「世界は何処からきて何処へ行くのか」を追求したものだろう。
昔、ゴーギャンという画家が「我々は何処から来たのか。我々は何者なのか。我々は何処へ行くのか」というタイトルの絵があったことを思い出す。
僕は何処からきたのか。僕は何者なのか。僕は何処へ行くのか。
それを知りたくて僕は哲学の世界へ没頭した。
しかし、真理を知ろうとすればするほど、昔の哲学者の言った「我、思う、故に我あり」以外何も分からないままだった。
14歳という多感な時期に出会った「ロックバンド」と「哲学」
この2つは僕のこれからの世界観を形成する大きな糧となった。

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