競技の中で発揮される予知能力


陸上競技の試合は様々な要因を受ける音になる、本人の調子、ピーキングの成功度合い、風や天候、試合ン府に来や選手の気持ちの入り具合などによって結果を左右する。
そんな競技だからこそ、その日の状況を客観的に見て、「今の状況だとこんな結果になるな」と未来を予知する能力が必要になってきます。
その予知能力によって、意識するポイントや走り出す上層の位置、気持ちの乗り具合を選手自身が現場で修正していきます。

この話を耳にしたとき、5月に行ったイタリア遠征での幅跳びのことを思い出しました。

今回の遠征はイタリアのイエ―ゾロという海岸線が十数キロ続くようなリゾート地ともされるような街での試合でしたが、運悪く遠征機関の間は終始雨予報、気温15度前後と中々の悪条件でした。
僕は今回幅跳びのみの出場でしたが、その日も朝から雨で気温も低めでした、さらに試合の流れも非常に速く、試技の間に体を動かすということも難しい状況でした。僕自身も試合を進むにつれ体が動かなくなっていくのを感じていたので、「これはダメだ」と思い、しっかりと走ることができるようにするため、観客に手拍子を求め力を借りることにしました。この選択が大正解!、悪条件だったにもかかわらず、自己ベストを出すことができたのです。

この試合運びができたのも、今の子のコンディションと感覚では、足が合わなくなってしまうだろう、体がいつも道理動かないだろう、つまり満足な跳躍はこのままではできないという僕の未来余地が上手くいったから生まれたっけかであり、その最たる例だと感じました。

僕たちが、試合で求めていることは結果を残すことです。その目的に向け、いつどんな状況にあtったとしても自分自身を俯瞰してみることのできるような視点、そこから未来を予知する力、それがレベルが上がれば上がるほどに求められるスキルの一つなのだと考えます。

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