1年目を振り返って

日本を飛び出して、マルタという異国の地で9カ月過ごした。
右も左もわからず、敷かれたレールはなく。
とにかくひたすら前だけを見て突っ走ってきた。
大学卒業して社会にでる年、マルタという国でボールを蹴る23歳。早いことに一年目も終わり。
そんな1年を振り返ってみよう。

全てが経験に

まずは、海外での生活について。
海外で1人で生活するのは初めてで。
”何とかなるっしょ”
確かにこの言葉は間違えではなかった。
何とかなったし、生きて帰ってこれた。
何とかなるというか、
”何とかする”
そういうもんなんだなと。 

文化や生活スタイル、建物や風景もすべてが違う環境にきて1人で生活する経験。何もかもが新鮮で。

一定のレベルまで達してレベルを上げるのが難しい状態だったのが毎日ふしぎなアメで戦わずしてレベルアップしている感覚。メタルキングとかメタルスライムがたくさん出てくる感覚。みたいな。。。

要は毎日が刺激的だったということ。

どこに何が売ってるかもわからない、何かを買いに行かないとお腹が減る。
とりあえず家を出てみて探してみる。
わからなかったら知っている英語でそこら辺の人に聞く。
そんな感じ。
全てわからないだらけの生活が自分にとっては楽しかった。

山あり谷あり

肝心のサッカーの話。
順風満帆だったとはいえないのかなと。
イレギュラーがありすぎて、ん?ということがたくさん。
チームが変わったり、監督が変わったり、お金の未払いだったり…
サッカー以外の部分で色んなことが起こっていい経験してるなーって思いつつも。。

結果は4ゴール、7アシスト。
正直な感想はもちろん、”もっとできた”
ドリブルで相手交わしてあとはゴール決めるだけという場面で必ずファールされる。これが本当に多かった。
だからもっと点を取れたなと思う。
イエローカードをもらってもいいから相手に点を取らせないプレー、本当にずる賢いなー。
苦しめられました。。
でも全然戦えるなという実感も、自分の良さも改めて理解できた気がします。
日本では味わえないようなフィジカルの強さ、球際、
メンタル的なところまで全て。
本当に学びの多い1年でした。

経験という価値

色んな選択肢がある中で日本を飛び出て。
いい経験をした。いい経験を。
この選択が正しかったという答えはないけど。
自分の中でこの選択をしてよかったなと思えればまずはいいのかなと。
自分が選んだ道は必ずしも真っ直ぐ突き進み続けられるようなへいたんな道ではなかったし、むしろ赤信号で立ち止まったり、迂回することが多かったけど。
そんな白線がちゃんとあってへいたんではなかったからこそえられるものが多く。
そんな見たことのない道だからこそ逆に一歩一歩地に足つけてひたすら前へ足を出し続けたからこそ自信に繋がって。
根拠はないかもしれないけどなんか強くなった気がします。。。


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