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「仕事に飽きる」をポジティブに受け止める(それはあなたが優秀だから)

「今の仕事が退屈になってきた」「もっとレベルアップしたい」「新しいことを始めたい」

社会人であれば誰しもが一度は考えたことがあるでしょう。何を隠そう、僕自身は何度もあります。なんなら、今この瞬間もそうです。

「飽きる」というのはどこかネガティブに捉えられがちですが、果たして悪いことなのでしょうか?まず初めにスタンスを示しておくと、「飽きる」ことはポジティブに受け取っていい、と考えています。


飽きるのは、あなたが優秀だから

飽きるのは、あなたが優秀だからだと思います。必要な能力を身につけ、できなかったことができるようになり、新しいこと、より高いレベルに行くことを求めているわけだから。

本当は飽きているのに、そのまま同じことをやり続けるのは大きな苦痛だし、有限の生命時間の中で、この悩みに苛まれている時間はとてももったいない。

じゃあ、いち早く環境を変えよう!という単純な結論になりそうなところですが、環境をガラッと変える(転職する/独立する)前に有効だと感じたことをシェアします。


①小さく飽きる

NetflixのLIGHTHOUSEという、星野源さんとオードリー若林さんの番組があるのですが、その中で僕がとても好きなシーンがあります。

若林さんが、ここ数年仕事で熱くなれない、モチベーションが湧いてこないというような悩みを打ち明けた時に星野さんが「若林さん、もう、飽きてるんじゃないですか?」と言葉をかけるシーンです。これに対し若林さんが、「そうなんですよ、俺、飽きてるんですよ。言いたかったけどずっと言えなかった」と半泣きしながらも、どこか安堵した表情で本音を打ち明けるシーン。

年齢を重ねて社会的な立場や責任が大きくなってくると、「飽きたからやーめよ」なんて簡単に言えなくなるけど、本音を押し殺したままその責任を全うしていくのは、すごく苦しいこと。

星野さんの「小さく飽きて、小さく違う場所に行ってみる」という言葉が絶妙で、今の責任や立場を全て放棄することなく、自分の心がワクワクすることを小さく少しずつやってみる。こうやってバランスを取っていくことが現状の最適解なのではないかと感じました。その結果、大きく環境を変える確信ができたら動けばいい。


②認知を変える

一方で、環境という外的な要素を変える以外にも、自分の認知(内的要素)を変えるというアプローチもあります。

飽きている状態の多くは「今やっていることに大きな意味を感じられない」という心境かと思っています。
では、意味自体を書き換えてしまえばいい。自分自身の人生の意味や現状の世界の認知が変わるような、「本音の理想」を描くこと。現在の人生の延長線上にはない、現状の外側にゴールを設定すること。

今現状の制約や社会的な立場などは置いておいて、一旦フラットに、自分が本音で求めていること、なりたい姿はどんなものだろうか?
(とはいえ簡単に言っていますが、社会的な立場やステータスがある人の多くは、この「現状は一旦置いといて」とか「本音中の本音」が最初は出てこないケースも多いのは確かです。)

多くの人にはとても骨の折れるプロセスかもしれません。
でもここに深く向き合い、理想像が見えた時に、その時の自分が今現在を見下ろしたらどうだろうか。いち早く環境を変えることかもしれないし、理想に近づくための行動を小さくたくさん始めることかもしれないし、もしかしたら、「飽きたと思っていたのは自分の視座の低さだった」と感じるかもしれません。同じ環境に長く居すぎると、どうしてもその環境の基準値に影響を受け、自分の視野が狭くなってしまう。でも、より大きな理想のゴールが見えれば、視界がパッとひらける。そうすると、今の仕事への向き合い方も、目指す方向も今までは全く違う見え方になるはずです。

↓以下は、僕自身がまさにこれを体感したエピソードについて書いています。

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