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今までの自分のパターンを変える、現状の外側のゴール設定(コーチングスクールでの変化)

人間は変わろうと思っても、そう簡単に変われるものではありません。目標を立てて「よしやろう!」とその瞬間は思っても、数日たてば元通りの日常に戻る。誰しもが心当たりがあるのではないでしょうか。

何を隠そう、僕自身もそんな記憶は数知れず。気合いや覚悟が足りない、自分はやっぱりダメだ、となる。そして心地いい元の日常に戻ろうとする。

コーチングで認知科学やマインドのカラクリを学び、その理由がやっと理解できました。

今までの自分のパターンを変えるのは簡単ではない

まず、人間の基本的なマインドのカラクリを説明しておきます。
人間の本能とは何か、簡単にいうと「変わりたくない」です。

古来から、危険を避けて現状に留まろうとする機能が遺伝子レベルで備わっていて、この自分にとって安心安全な領域が「コンフォートゾーン」です。

通常コンフォートゾーンは「今現在この瞬間」にあることが多い。なぜならば、自分にとって重要な選択を積み重ねてきた結果こそが今現在であり、慣れ親しんだ状況だからです。コンフォートゾーンは、「最も臨場感の高い」ものが採用されます。未来の理想やゴールは通常どうしても今現在よりは臨場感が低いため、人間は今現在の状況がコンフォートゾーンであり、この状況を維持しようとします。
一時的にチャレンジしようと思っても不安が襲う、良くも悪くも自分らしくないことがあると「結局これが自分らしい」と現状を肯定しようとする。このコンフォートゾーンに引き戻そうとする力をホメオスタシスと言います。

このコンフォートゾーンとホメオスタシスは、人間誰しもに備わっている機能です。そしてこの機能こそが、人間のパフォーマンスの限界を決める(今までのパターンを採用する)のです。


僕自身のパターン(認知)が変わり始めた話

僕自身、コーチングを通してまずは現状の外側のゴール設定をしました。
現状の外側とは、
「本音で、これがやれたら最高」
「でも、今の自分では到底辿り着けない」
「だから、これまでの自分のパターンや認知を根本的に変えることを求められる」

そんなものです。

ゴール設定に関する詳細は、以下の記事で書いています。

このゴール設定によって自分の認知が変化していきました。

・「意志と能力のある日本人」が海外で活躍できる機会を創出し、構造を整備する

「海外で活躍する日本人を増やしたい」
これは長年ずっと思ってきたことです。実際に一部分はやれています。現状自分は「人材紹介」「海外移住メディアの運営」という二つの手段しか持っていないため、この範囲でどうしようか、ということだけを考えていました。

コーチとの対話を通し、
・来る人を待ってお悩み解決するだけでなく、自ら機会を創り出さなくていいのか?
・今の世界で実現できないなら、業界の構造や、根本の仕組みから変えていく

今まで考えたとこともない外側のゴールが現れました。

そんなことできるのか、やり方もプロセスも見えないし、正直恐怖すら覚えました。だけど、これができたら最高です。その後、自分はこのゴールに毎日触れ、根本から方法を見直しました。

・海外で就職する、転職することだけが手段じゃないよね
・海外に進出している日本企業の体質や人材システム自体を変える必要がある
・若ければ若いうちに海外に触れた方がいい。結果的に日本に留まっても、その人の人生に大きなインパクトを与えるから

このように認知が変わり始めたことで、手段が見え始め、更にゴールを設定しました。

・プロコーチとして、東南アジアのWillある起業家、経営者をトップに引き上げる

自分がコーチとして圧倒的な存在になれば、経営者や起業家という単位でインパクトが出せる。海外で更に活躍する起業家や経営者が増えれば、日系マーケットも盛り上がり、海外進出企業も増え、雇用の機会も増やしていけるかも知れない。このゴールを設定し、そのための発信を始め、実際に経営者と話す機会を作っています。実際にコーチングに対する興味や問い合わせが数件来始めています。

・「自分軸の本質的なキャリア選択」を日本に広め、キャリア迷子をなくす

「海外」というフィールドにこだわりすぎていたことを認識し、もっと根本的でインパクトのあるところにアプローチしたいと思うようになりました。そもそも閉鎖的で凝り固まった日本の教育やキャリア構造に対しても、できることがあるのではないか。そこで日本の大学生や若手が、社会や他人軸ではなく、「自分軸で人生やキャリアの選択をできるようになること」。キャリアや仕事に長く関わってきた自分が、日本に対してできることは多くある。狭い世界にとどまらず自分の人生を生きる若者が増やすことは、ゴール達成の過程で必ずやっていることだよな、と確信しました。

その手段として、日本一のキャリアコーチングを提供するGOAL-Bで、日本一本質的なキャリア支援できるメンバーを育てるリーダーであることが自分のコンフォートゾーンになっています。

ゴールは「達成するもの」ではなく、「認知を書き換えるもの」

このように、設定したゴールは達成できるかどうかもわかりません。ただ、このゴールをやると決めて自分の認知パターンが根本的に変わり始め、現実は確実に前進しています。

これまでのパターンを根っこから手放し、ゴールに必要な新しいパターンを取りにいく。そのために、「コーチングを通して現状の外側にゴール設定をする」ことに大きな価値があるのです。

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