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マーケティングは「経営」といっても過言ではない

本noteで話すこと

今後このnoteを読まれる方には、どういった視点からマーケティングを語っているかを明確化するため、一番初めにマーケティングとは何か?という点について話します。

結論から言うと、私はマーケティングとは「経営」と捉えています。経営をリードするのがマーケティングだ!という話ではなく、様々な場面でマーケティング視点は活用できますし、企業理念を元に戦略立案から実行まででマーケティング活動は常に行う為、経営そのものと捉えています。

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どういった場面でマーケティング視点を使うのか?

では、どういった場面でマーケティング視点を使うのかという話ですが、例えば「商談」においてはどうかを以下では考えます。

商談では、クライアントが戦っている市場は今後どうなっていくのか、その中でクライアントおよびその競合はどういった動きをしているのかという3C分析、またを話の中で実施します。その中で自社のプロダクトはどう活用できるのかを明確にし、クライアントの戦略の中に組み込んでもらうことが大事です。

このように、商談といえば営業の方が実施していくことが主体とはなりますが、実際にはマーケティング脳を使っています。これら以外でも人事制度を作る場面、マネジメント、プロダクト開発などでもマーケティング脳は使用しており、万人がマーケティングに通じているというのが持論となります。

ではマーケターとはどういった職種か?

マーケターはこれらのマーケティング視点を使うことに長けた方がなりますし、役割としてPEST/STP/3C/マーケティングミックスなどの分析手法を元に企業理念から戦略/作戦/戦術を立て、実行する職種と捉えています。下記の後方支援(いわゆる兵站やリソース)以外の部分は職種としてのマーケターが実行できることがほとんどです。

戦略_作戦_戦術_支援

(引用: https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1204/19/news008.html )

戦略 / 作戦 / 戦術は誰が立てるのか?

経営者(CEO)が戦略を立てると思われがちですが、経営者は最高経営責任者であって、意思決定に責任を持つ役割でしかありません。なので、彼らが必ずしも戦略〜戦術を立てるわけではないです。ここはよく勘違いされるところであると思うので、再度伝えますが、彼らは戦略を立てるわけでも考える責任があるわけでもないのです。

彼ら経営者が戦略をたてなかった場合は、現場にいるマーケターがリードして戦略を立てる、実行するということをしていく必要があります。なぜならばそういった役割をマーケターには与えられているからです。つまり、初めの結論に戻りますが、マーケターは経営の根幹となる戦略〜戦術を担う役割を持っており、マーケティングは経営といっても過言ではないという結論に私は至りました。

どういった人がマーケターに向いているのか?

今回のnoteでは最後に、ではどういった人がマーケターに向いているのかという点を記載できればと思います。私が考えるマーケターという役割を担える人物としては、下記は必須と考えてます。

・P/L(売上および利益)に責任を持てる人
・プロダクト/サービスに愛を注げる人
・どこまでも顧客志向ができ、顧客解像度を引き上げれる人

おそらくこれら三点が揃って初めてマーケターとして言えるのではないでしょうか。マネタイズ/プロダクト/ユーザーすべて見れないとマーケターと名乗るのはおこがましいと考えており、私自身マーケターなのか?と自問自答を繰り返す毎日です。

日本にCMOが少ない理由はシンプルにここまでできたら社長していることが多いからだと思います。やはり日本語圏では生産年齢人口そのものが少ない分、CMOという存在そのものが不要(というかCEOが不足)となっていることが多いのでしょう。

本noteではマーケティングとはについて話をしましたので、次回は実践的なデータ分析についてを話致します。

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