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"I want to be the minority"

という一節で始まる歌をご存知ですか。
カリフォルニア出身のパンクロックバンド、Green Dayの代表曲「Minority」です。


「マイノリティ(少数派)になりたい」
なんて思ったことありますか?




・人と違うことがしたい
・みんなが持っているから嫌だ
・流行ってるものは避ける

こういう価値観を持ってる人はそこまで少なくないと思います。僕も割とそう思います。こういうマイノリティになる躊躇はそんなに大きくありません。



一方、生き方やキャリアについてはどうでしょうか。みんなと違う方がいいですか?

誰も知らない会社に就職する、給料が下がる転職をする、結婚しない、大学に行かない、狭き門に挑む…など。何が人と違うのかは環境によって異なるでしょう(例:美大だと就職する方がマイノリティだったり)が、いずれにしても生き方やキャリアのマイノリティになるのは、不安を覚える人は多い。

僕もそうでした。それは、みんなと違うのが嫌なのではなく、みんなと違うことで将来がわからないから怖いんです。不安なんです。




それでも、それでも、心が疼くときがあります。魂が叫ぶことがあります。何かしたいことがある。でもそんなことやってるやつ、見たこともない・聞いたこともない。怖い。不安だ。この葛藤ですよね。

そんなときに思い出してほしい(思い出したい)ことが3つほどある気がしました。


1つは、完全に同じじゃなくても、似たような生き方・キャリアは必ずあると思うんです。ちなみにオススメは、NHK「プロフェッショナル」を観ることです。他のドキュメンタリーより長い分、今の活躍だけじゃなくて、半生の葛藤がよくわかります。結構やばい、衝撃的な半生の人多いですよ。きっと自分がかわいく思えます。

もう1つは、やっぱり、生き方やキャリアのマイノリティがいるとしたら、そのユニークさって凄まじい価値ですよね。その人だけのもの。そそられます。そこから何が生み出されるのか? わくわくしかありません(だからプロフェッショナルは知らない人でもおもしろい)。

加えてもう1つは、やっぱりその心の声には、魂の叫びには応えてあげた方が楽しくて、ハッピーで、価値発揮できて、パフォーマンス上がって、周囲にも社会的にも貢献度は上がると思うんです。

ユニークさの価値は言わずもがなですが、ビジネスでも同様ですよね。差別化、とか。競合はよく知った上で無視しろ、とか。ダイヤモンドはきれいだから高いんじゃない。希少だから高いんだと。

「〇〇しない人はやばい」「今どきみんな〇〇してる」
という釣り文句は書籍やYouTubeに溢れてます。見る度にどきっとしてしまいますが、その人と僕(あなた)は違います。単なるマーケティングだともいえます。あるいは、意外にその人は、不安で仲間がほしいだけかもしれません。



今日もまた僕は、Green Dayに勇気づけられて、それをまた若者に渡して生きていきます。オススメはライブ版です。間奏の MCがまた最高。

I want to be the minority!

I want to be the minority
I don't need your authority
Down with the moral majority
'Cause I want to be the minority

(Green Day "Minority")

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