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フリーランスには技術力ではなく思考力の方が大事だったって話

極端ですが40歳になってもほとんど仕事がない人もいれば、5歳で仕事をたくさん受けている子供もいます。

なぜこの現象が起きるのかを疑問に思っていました。
後者は『天才』でしかないのかなと思っていたけれど、なんか納得できなかったので、自分なりに思ったことを書き出してみることにしました。

この謎を解くことが、時間とかお金とか縛られないことにも繋がるのかなと思ったので、
今後フリーランスとか自由な人生を送りたい方に見ていただきたいです。

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かれこれ3年くらいフリーランスをやっていると成長に対して貪欲な方を見かけるんですよね。
見かけるってかほとんどがそう。

でも僕は、成長するって逆に負荷がかかることだし、時間とお金をかけて頑張った先に世の中から必要とされなかったら意味がないと思ったり、大変だと途中で辞めちゃうから、
あんまり頑張らない方が、無理なく過ごせるんじゃないかなと思っていたので、成長への欲があまりなかったんですよね。

なんでそんなに大変なことをするんだろう?って疑問に思ってました。

でも、独立して3年目になって、いろんな失敗を経験して成長することの大事さを痛感してきたので、独断と偏見で『なぜ成長する必要があるのか?』を書いてみようと思いました。


過去の僕は諦め人間だった。

過去の僕はフリーランスとか副業など今までできなかったことに挑戦しようとすると、どっと疲れたりとかもう辞めたいって思ってしまって、それまでの自分のペースに合わせようとしました。

それで勉強する習慣とかブログとかほとんど続かず諦めてきた。

その原因は、よく言われるコンフォートゾーン(安心領域)に戻りたくなるとか、ホメオスタシス(恒常性維持機能)とか難しい言葉で言われると思いますが、
僕はシンプルに『精神的な成長(思考力)が追いついていないから』だということに気づきました。

精神が追いついていないから、先の結果がよくわからないし、なんでこんなことするんだろう?って思って人より信用できるパソコンとかプログラミングに没頭していました笑

でも、それが逆に遠回りだったので、同じような経験をしている人に向けてちょっとでも気づかせることがあればいいなと思います。


信用できるのは『目に見えるもの』だけだった。

過去の僕は、綺麗なデザインを作っている人とか、早くプログラミングが書ける人とかフォロワーが多い人とか、キラキラした投稿をしている人とかに憧れを抱いていた。

その人はきっと自由な人生を送っているだろう。とそう信じていました。

逆にそういったスキルを売りにしていない社長やフリーランスは、話していることや考え方は立派だが、結果が目に見えずよくわからなかったため、マインドの成長が大事だって言っている人は胡散臭くて信じられないなと思っていた。

だから、時間的にも金銭的にも自由な人生を送るためにはデザインやプログラミング、動画編集など技術力を上げる必要があると思っている人は、僕以外にもいるんじゃないかなと思う。

でも実は、技術力を売りにする人は『使われる側』になる。
どんなに技術力があっても発注する側が選ばないと時間的、人間的、金銭的にコントロールをされている状態になるので、本当に求めている自由にはなりきれないことがフリーランスをやる上で気づきました。


フリーランスは物質世界と精神世界の『差』に早く気付くゲームだった。


物質世界(現実)と精神世界(マインド)について

ちょっと小難しい話になる前に、前提として、物質世界(現実)と精神世界(マインド)について定義しておかないとぶっちゃけ何いってるんだ?となるので、念の為書いておきます。

物質世界は、コップとかメガネとか人とか実際に『物質』として存在するもの。つまり現実です。

精神世界は、好き嫌いなどの感情や、お腹が空いたからお昼ご飯何食べようかななどの思考(考え)など、自分以外の人から判断できないもの。つまりマインドを指します。

僕はこの二つから世の中が成り立っていると思う。


精神世界の気づきが世の中のタメになる。

精神世界の真理や真実に早く気づくと、なんで他の人はこんなことにも気づかないんだろうと疑問に思うことが増える。

そのため精神的に早く成長している人は、世の中の成長が遅く感じます。

ということは、気付いたことを世の中に気づかせることができれば、
世の中の人たちから必要な人間としてみなされて頼られるようになり、お金や時間を使ってでも近づいてくれる人が増える。

もっと言うとAIには欲がないように精神世界がないので、精神世界での気づきがAIに勝てる人間の武器だと思いました。

精神世界は生活環境や関わる人によって変わる。
だから、80億人の人口がいれば、80億通りの精神世界があります。

その中でも誰かと重なる気付きがコンテンツやサービスになれば、誰だって求められる人間になれる可能性がある。

今や個人として戦っていくなら、その差に早く気づいて発信する側に回ったり、
その気づきを活かしてコンサルに回るなどの方が、より世の中に求められる人材になれんじゃないかなと。

これに気づいたのはプログラミングを勉強して2年過ぎた頃でした。
もっと早く気づいておけばよかったです。


技術的な成長よりも、精神的な成長の方が時間がかからない。

技術的な成長、精神的な成長にはそれぞれ『時間の差』がありました。

技術的な成長には遅延が起こり、何かを技術的に極めたい時、すぐには極められませんでした。
音楽も極めたとは遠いけど、10年掛かったし、プログラミングも好きだけど5年経っても極めたとは思えません。

だから努力や継続といった時間が必要になりました。

でも、本や友達やYouTubeなどのふとした言葉でハッとする経験があった。
それを精神的な成長(思考力が上がる)していることとすれば、精神的な成長は一瞬でできます。

技術力を上げても、その武器の活かし方(思考力)がないと、収益や結果に辿り着きませんでした。

僕はそこを見落として、技術力を上げることだけに集中して失敗しました。

遅延が起こるとどうなるか?

成長が遅いと結果が出せなくなるため、世の中から必要とされなくなります。
よってお金を稼ぎたいとか思っても結果がついてこないため、
時間に追われ、本当にこれをやっていていいのか?という状態になる。
その結果手が止まり、辞めてしまう。

僕がフリーランスになって1年目過ぎたあたり、精神的に未熟だったが故に月収が0になったこともありました。

正直めちゃくちゃ焦った。
そこから次のことに気づいた。

凡人と天才の差を埋めるには思考力を鍛えるべき

40歳でも結果が出せない人と、5歳でも結果が出せる人の明確な違いは、精神的成長にあると思います。

それは学習能力ではなく、環境や状況によって気づいたこと、特別な経験をしたことによって学んだことからも影響される。

生まれ落ちた環境が違えば、気づくべきことも変わってきます。
小さい頃から結果が出せる人は、小さい頃から成長できる環境の中で生きている。

そんな小さい頃から仕事がある天才と、僕みたいな凡人が差を埋めるためには『思考力を鍛える』のが近道だと思いました。


思考力は辞めてしまいそうになるときほど効果的

結果が出ないときとか、周りよりも劣っているとき、自分が求めているゴールから現実が遠すぎるときに辞めたくなるものです。

他の考えや解決策がない時に、どうしようもなくなったら辞めるしか選択肢がなくなる。

だから結果的に辞めてしまって、0に戻したくなるんだと思う。

なんで今自分は辞めたくなっているのか?
なんで今大変になっているのか?

なんで?を一度俯問いかけて、具体的に『これだ!』と思えるものにたどり着くまで思考すること 

ここで思考力を発揮して、辞めるという選択肢ではなく『別の何か』に変換することで、結果に結び付けられるチャンスになることを、理解しておくだけでも楽に生きられるのではないかなと思いました。


思考力を鍛えるためには何が必要か?

技術的に成長を遂げれば、次のステージが見えてきます。
ただ、前にも書いたように技術的な成長→精神的な成長の順を行うと遅延が起こる。
技術を先に上げようとすると、世の中から置いていかれるため、あまりおすすめではないかなと思います。
自分は理解ができないからとりあえずプログラミング、デザインを極めよう。は、フリーランスから遠のいていく要因でした。

例えば、高い技術力を持っていてもセールス・マーケティングができなければ、知ってもらえる機会がなくなる。

普通に考えればわかることを、スキルの能力上げればできると思い込んだ『過信』により見落としていました。

思考力の高い人の話を聞く

思考力を鍛えるためには、思考力の高い人の経験に日常的に触れる必要があります。

読書や動画などのインプット、講演会など精神的に成長した人が作った作品に触れることで思考力を成長できます。

だけどここには、情報収集のコツがあります。


出来るだけ『水源』に近い情報を聞く

情報は山の水と同じです。
水源に近ければ近いほど澄んでいるし、下流に行けば行くほど、微生物や汚れが増えます。

情報も同じようにネットやSNS、YouTubeなど簡単に見れるものほどいらない情報に溢れ、汚れています。


どうすれば水源に近い情報を得られるか?

水源の場所を知っている人に聞く。これが僕は一番近道でした。
少なくともフリーランスとして2年以上やっている人(自分で力をつけないと1年で貯金がなくなるため)に聞いたり、紹介してもらったりしてました。

ここで重要なのは、相手が自分の最終的になりたい姿に近い人だということ。
副業とかフリーターでやっている人は水源の情報を持っていないことが多いです。


最後に

結局何が言いたいかというと、技術力を上げても、経験を積んでも目的地にたどり着くことは保証されない。ことを学びました。
自分を信じるのも大事ですが結果が安定するまでは、スキルを覚えれば結果が出るとか、技術力をつければできるなど『過信』しないようにすることが重要です。

・自分の能力を過信しないこと
・技術以外でも結果が出る可能性を捨てないこと
・できる自信がなかったら、どうやったらできるか?を考えること
・5分考えて出なかったら相談すること
・行動は辞めても思考はやめないこと(考えることを後回しにしても結局考えないといけないため)

これに尽きるなと思います。


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