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【新生活のはじまり/月末ブログ2023年8月】

僕は精神障害(気分変調症)を持っていますが、この度、公的サービスである「共同生活援助と生活保護制度」を利用させていただき、今後の就労や社会的自立を目指していくことになりました。

 今回の投稿は、主に「僕と同じような境遇(精神障害と家族関係)に悩んでいる人たちに向けたヒントになれば!」という想いと同時に、(※後編になりますが)改めて『僕の描いている”大きな夢”』について綴っていこうと思います(^^)

※前編、後編での投稿になります💦

【グループホームでの新生活】


実は、家族との関係が上手くいっていませんでした・・・
僕はかつて、虐待を受けていたフラッシュバックと家族からの抑圧に、ずっと悩まされていました。また、2年ほど前に発症した「適応障害(抑うつ)」もその“一番のトリガー”は家族関係のことだったんです…

もちろん、家族には関東の大学に通っていた時に、たくさん助けてもらいました・・・ただ、その援助が足りていない状況が続いたり、僕の精神状態が悪化するような出来事が重なり、メンタル不調を発症していました。(今までは、本当のことを綴ることが出来ませんでした…)
 

【僕たちは一人ではない】

 かつてのフラッシュバックや、僕が抱えていた辛かったこと、苦痛に感じていたことについて。お話を聞いてくれるだけではなく、問題解決のお手伝いをしてくださる方の出会いがあって、僕はグループホームでの一人暮らしを始めることができました。

 僕は札幌市にある「相談室いろどり」という機関を利用させていただき、支援員の方に僕が抱えている悩みや感情を全てお話することができました。実家からお引越しするに当たっての手続きをサポートして下さったり、引っ越し先のグループホームを探したり、一緒に訪問をして下さったり。正直、一人では手の回らない手続きや作業を手伝ってもらい、僕はとても助けていただきました。

 また、グループホームでの一人暮らしをはじめて。朝食と夕食を提供して下さったり、服薬管理をお手伝いして下さったり(僕はよくお昼のお薬を飲み忘れるので、お知らせしてくれます ̄▽ ̄)。グループホームでの一人暮らしは、将来的に就労したり、社会活動をしていくための生活基盤を支えて下さっています(⌒∇⌒)

 正直、今の病状で食事の管理から全てを一人ではできないなと思っていたので、「共同生活援助」というグループホームでの一人暮らしをサポートしてくださるサービスにはとても感謝しています_(._.)_

 グループホームでの暮らしを想像すると、身体・知的障害者や高齢者の暮らしのサービスは周知されているとは思うのですが、意外と精神・発達障害者がグループホームでのサービスを受けられることに関しては、僕も知らなかったですし、広く周知されているものではないのかな?と思います。

この後には、僕が今利用させて頂いている公的サービスの概要について記しますね(^^)/

【僕が利用している公的サービスの概要】

① 相談室の利用

 「障がい者相談支援事業所」障がいのある方からの相談に応じ、必要な情報提供や各種機関の紹介、障がい福祉サービスの利用援助、社会資源の活用や社会生活力を高めるための支援、ピアカウンセリング、権利擁護のために必要な援助等を総合的に行います。(札幌市HPより引用)
 全国の各自治体により、このような支援事業所があると思われますので、自身のお住いの自治体HPから検索してみてはいかがでしょうか(⌒∇⌒)
 僕は相談するまでの時間が結構かかりました。抵抗感というか、はじめは怖さを感じることもありましたが、今は勇気を出して相談してよかったと思っています!(メッセージだけにはなってしまいますが、僕から背中を押しますよ‼)

② グループホーム(共同生活援助)

 グループホームとは、障害のある方が必要な支援を受けながら共同生活を送ることができる地域の中にある住居のことで、「共同生活援助」の通称でもあります。

「共同生活援助」とは、自立支援給付と地域生活支援事業で成り立つ「障害者総合支援法」で定められた障害福祉サービスのひとつで、入浴・食事などの介助や生活相談といった、日常生活に必要な支援を提供することをいいます。

※グループホームのスタッフは、サービス管理責任者や世話人、生活支援員などです。

共同生活援助は自立支援給付の訓練等給付に当たります。(地域生活支援事業の例は福祉ホーム)昼はグループホームから勤め先へ通勤したり、一般企業への就職を目指して知識や技術を身につけるための障害福祉サービス「就労移行支援」に通ったりします。
さらに、社会交流の場を提供する「地域活動支援センター」の活動にも参加すれば、公私での自立を目指すことができます。

精神障害者グループホームとは|入居条件や障害者手帳、家賃一例をご紹介│株式会社アニスピホールディングス (anispi.co.jp) より引用)

表札を自ら作成してみました!!
ファイターズ愛に溢れてるかな(⌒∇⌒)

③ 生活保護制度

 制度の趣旨:生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。
引用先:生活保護制度 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 僕もはじめは、生活保護を申請することに「罪悪感・羞恥心」を感じることがありました。だけれど、それ以上に家族との関係や生活が辛くて、すでに耐え難い状態にもなっていたので、勇気を出して申請することにしました。

【同じような境遇に苦しんでいる人や同世代へ伝えたい想い】

僕の今回の投稿を機に、高校や大学を卒業できたけれど・・・(中退でも、中卒でも・・・)アルバイトでも就労することが困難な人。精神障害・メンタル不調について、実家などで家族に理解をしてもらえなかったりして悩んでいる人。もしくは、一人暮らしが出来ていたのが、メンタル不調を患ったことにより困難になった人へ。

「僕たちは社会に孤立しているように感じるかもしれませんが、決して一人ではありません。必ず助けてくれる人が、この社会には存在します。
 相談室をはじめ、就労移行支援事業所のスタッフの方々や、グループホームのスタッフさんなど、たくさんの人が僕たちを助けて下さります。
 誰かに頼ること。助けてもらうことを“甘え”だと感じること。思わされることがたくさんあるかもしれませんが、それは決して“甘え”ではないと僕は断言します。
 だから、もしこの文章を読んでくださったなら、勇気を出して相談してみることを強くおすすめします!僕は、皆さんを応援していますから!!」

【新生活が始まって、僕が感じていること】

新生活が始まって20日。
僕はこの生活をさせて頂いていることに、感謝の想いで溢れています。

はじめてお家に居場所や心地よさを感じることができ、安心感にも溢れています。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当に生きていて良かったと感じられていますし、勇気を出して良かったとも思っています。

【最後に】

僕がここ数年で一番の支えになっている言葉を以下に綴りたいと思います。

きっと、皆さんにもこの言葉が心に届くことを信じて・・・

不安や迷いこそが、勇気を生み。
挫折こそが、人の力を育み。
敗北という手痛い経験こそが、知恵を授け、
決して曲がらぬ志こそが、勝利をもたらす。

渋沢栄一・論語と算盤
栗山英樹・栗山魂より引用


次回の後編『僕の描いている”大きな夢”・改』は、週末9月3日に投稿予定になります!!

僕の想いが、辛くて苦しんでいるたくさんの人へ届きますように。

2023年8月31日 菊地涼介

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