児童発達の専門家は我が子とどう接しているか①〜自我が芽生える時期〜

こんにちは。吉田です。
心理に関する国家資格と民間資格を持ち、学校の先生方や障害児施設のスタッフさんへコンサルテーションや研修を行ったり、自分でも直接子どもたちへの支援を行っております。

こちらのアカウントでは読者の方からのQ&Aにお答えしておりますが、今日は私の育児について語りたいと思います。

題して「児童発達の専門家は我が子とどう接しているか」です。

私には1歳6ヶ月のM君という息子がいます。笑顔がとってもとってもかわいい男の子です。毎日その笑顔に癒されまくりながら妻と二人三脚で育児に励んでおります。

そんなM君。近頃は「自我」が芽生えてきたなと、心理職の私の目には映ります。「自我」とはなんなのか、簡単に言うと「自分の意思がはっきりしてきた」ということです。

この時期は一般には「イヤイヤ期」と言われており、大体2歳ごろにピークを迎えます。この2歳という時期はものに名前があることがわかり、言葉が爆発的に増える時期でもあります。

世の中のことがわかってきて、自分のこともわかってきて、自分のしたいこともわかってきたのだけど、それがまだ明確じゃない時期。だから「これしたい?」と聞かれたら「イヤ!」というし、「じゃあこっちは?」と聞かれても「イヤ!」と言っちゃう。「僕はこっちがしたいんだー!」と主張してくるのですが、「おいおい、それは無茶だぜボーイ、、、」と大人が困っちゃう時期ですね。

そんな時期がそろそろやってきそうな気配のM君。最近では「父ちゃんより母ちゃんと一緒がいい!」の気持ちが強いみたいで、母ちゃんを呼んでる時に僕が近づくと体をシェイクして嫌がります。これがまたかわいい。

そんなときの私の気持ちは、
「なぜ、、?こんなに愛しているのに、、」ではなくて、
「よしよし。ちゃんと自我が芽生えてるな」
なんですね。
これって専門家じゃないお父さんお母さんたちには無い感覚なんじゃないかな?と思います。 

僕からはその「父ちゃんはイヤ!」は自我の芽生えと映るのですが、他の方がこう言われたら「嫌われてしまった、、」となるのは想像に難しくありません。けど、安心してください。お子さんはあなたのことが嫌いなわけではございません。

そこですっと身を引いて、少し離れたところからお子様を観察してみてください。かわいいですよー。手に取ったおもちゃを見せてきたりもするんです。かわいいですねー。

育児には、こうした親子の適度な距離感はいつまで経っても必要なのかもしれません。その都度その都度その距離感は変化していくものですが、親子の絆はそう簡単には切れることはありません。

私は、愛の正体は「絆」だと思っています。この絆があることが愛の証明だとも思います。

読者の方の中には、お子様と手をつなげない関係になっている人もいると思いますが、手を繋がなくとも、心が繋がっていればあなたの愛はきっとお子様に届いていると思います。

そんなことを思った一日でした。
これからもこちらのnoteでは日々の気づきや私の教育理論や活動報告をつづっていこうと思います。よければフォローをお願いします。

引き続き質問にもお答えいたします。ご質問がある方はコメント欄にお寄せください。

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