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日本に、余白力を。

京都、長崎、石川、北海道と3週間の移動を経て、桜前線を追いかけるべく(と言ってもいいくらいに)、東京に帰ってきました。

東京に「戻る」なのに近所の銭湯や飯屋に行くだけで観光地のように楽しめる。移動しながら働くライフスタイルのおかげで日常に輝きを取り戻すことができます。明治通りの桜を「日常の風景」にしたい夢を叶えるべく明治通り沿いにすみ始めて6年。いつまで経っても、この桜に心を揺さぶられ、観光地気分が抜けません。ずっと愛せる、明治通りの桜。目黒川もいいですが、恵比寿から広尾までの散歩も、いいもんです。

HafHは、4年目へ。

3周年を記念して4年目に向けての方針を発表しました

4月1日、新年度を迎え、立場が変わられた方にとっては新しい人生がスタートされたことと思います。桜と共に、気持ちの一新をはかれるこの国の文化は言葉に変え難い誇りです。新天地に赴かれた皆様のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

砂田と共に、共同創業者として走り続けた旅のサブスク #HafH は、4月1日にサービス開始から3周年を迎えました。コロナ禍にあって大きな時代のうねりが渦巻く中で、我々が乗り込んだ船は浮いているのが精一杯だったはずなのに、なんとか大きな波に乗り、気づけばずっと前に進むことができました。応援してくださった皆様には、改めて、深く感謝申し上げます。

僕にとって、HafHは、大切な息子のような存在です。あっという間に大きく成長を遂げるHafHは、まだまだ大きくなっていくしかないし、ご期待にお応えしながら、次のオリンピックで金メダルを取れる息子に育てていかねばならないんだ、と、あくまで比喩ですが、そんな気持ちでいます。

これからHafHは、もっと「誰でも使える」旅サブスクになっていきます。僕のように頻度高く利用する方だけでなく、半年に1回旅行するかしないかくらいの方にも、定額でお支払いするメリットをどんどん増やしていき、市場の拡大を一気に進めていきたいと考えています。

僕も、HafHを始める前は、半年に一回、旅にいくか、行かないか、な1人でした。海の日に、みんなで伊豆旅行〜ってくらいで。旅行市場の多くがそういう方々ばかりです。その中でどこまでHafHを広げられるか、今年はさらに大きなチャレンジを目指します。

2人でも旅しやすくなりますし、ずっと使っていただくことでお得感を感じやすい仕組みを作っていきます。もちろんHafHならではの、交通サブスクとの提携も、お楽しみにです。間も無く訪れて欲しい、海外への展開も強化します。

4月は新規、HafHの春旅招待キャンペーン実施中。新年度の新しい習慣に、HafHがお得に登録可能です。キャンペーンからの登録には招待が必要です。ご活用ください。

19、29、39。

Netflixでは、愛の不時着の主演女性が「39歳」の葛藤を演じて話題に

HafHというサービスが成長するためには、親である僕自身も、サービスと同じか、それ以上のスピードで、成長していかなければいけないとも感じています。

どうやって自分を変えていくのか、ひさしぶりに「#夢をかなえるゾウ」なんかオーディオブックで聞きながら(久しぶりに読むと面白く感じるし、古びてないですね!)初心にかえり、早速靴磨きから始めてみたりしています。

人には、運命というか、この世界に降り立った意味が、必ずある、なんて言いますが、僕が今、息を吸い、移動し、人と話す価値とは、なんなのか。

振り返れば10年前の今、僕は同じ問いを自分に問うていました。もっといえば、20年前の今頃も、同じく自問していたように思います。

19歳から20歳になる年、僕は人生で初めて海外での一人旅を決意し、フランスに1ヶ月半、カナダで9ヶ月暮らすべく、大学休学を、突然親に、告げました。

29歳から30歳になる年、僕は、家を買おうと決めました。「Tokyo!」オリンピックが決まった年、2013年です。人生で初めて転職サイトに登録し、情報収集を始めていたおり、当時の上長からの情報を経て、内閣官房での非常勤職に出願をしました。その後のキャリアは、別noteで。

そして39歳を間も無く迎える今年。次の大きな変化を起こすべき、そんなタイミングのような気がしています。HafHを始めて3年経ち、これまでお会いしてたくさんの教えをいただいた世界中の皆さんとの出会いを振り返りながら、自分が向かうべき次なるチャレンジを見つけなければいけないような気がしています。なけれなばならない感て何なんでしょうね。自分でも不思議。

本当にどうでもいいけど、ジューク、ニジューク、サンジューク、を口を窄めて早口で言うとフランス語に聞こえる、みたいなジョークがフランス語界隈であるので「フランス語話せる?」と聞かれたら、呟いてみてw

求められる、余白力。

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昨年、TABIPPO*HafHで、新しい旅スタイルとして「#つながる余白をつくる旅」と題したトラベルウィークを実施。これが僕にとっては2021年の大きなハイライトになりました。

現地集合、現地解散、現地清算。余白だらけの日程の過ごし方は「自分で考える」スタイル。この自己責任を大いにしょわされる新しい旅スタイルは、多くの参加者に「心を揺さぶられる体験になった」とアンケートから感じています。

HafHで行ったアンケートの一部より抜粋

リモートワークの普及と理解の促進により平日も移動が可能となった社会人市場は明らかに増えました。移動は休日にするもの、ではなくなりつつあります。

平日も含めて、3泊以上地域を訪れ、暮らすような気持ちで現地の魅力を探りはじめることで、たとえば明日「しなくてもいい、行かなくてもいい、話さなくてもいい」ことがどんどん増えていきます。休日だけだと、勿体無いお化けがあちこちへと最大コスパを求めて動かされますが、少し長くいると、余白が生まれ、選択の余地が生まれます。

観光ガイド街歩き、ではなく地域と一緒に「ゴミ拾い」をする関係へ。(photographer Mona)

余白をどう使うかは、自分次第。自分で自分の「余白」の埋め方を選ぶことで、きっとその一歩は、何かを変える大きなチャンスになります。誰かに与えられるのではなく、自分で選ぶ力。

コロナな2年を過ごし、今や全員にとっての共通解なき時代において、自分が納得する「正しい生き方」を見つけることが難しくなっていると僕自身は感じています。だからこそ、wellbeingの考え方が注目を集め、重要性が高まっているんじゃないかなぁ、なんて思っています。

あれをやればいい、これをやっていればいい、の最大効率のもとで消化していく世界では、果たして本当に自分にとっての正解が待っているのだろうか。終身雇用も危ぶまれ、年金など望みなきこの国において、自分の将来を、政府や、会社や、誰かが用意したレールでいいんだっけ?

もし、自分の答えが「maybe No!」だったら。

答えを見つけるために、今こそ、日常に余白を、と。
余白を通じて、自分で、自分なりの正解を選ぶスキルを。

最大効率、コスパを求められる都心部のライフスタイルから離れ、余白をつくることで見えてくる、my own well being styleを。

地域に潜む、余白名人

photographer mona

余白テクで一番シンボリックな行為のが釣りだなぁ、なんて思います。余白遊びの極みです。一人もいいけど、地域の誰かと一緒に釣り竿持ってるだけで、自然とつながり、地域とつながれる、最も簡単な余白テクニック。温泉やサウナもいいですよね。

地域は、余白の宝庫です。よだれが出るくらいに羨ましい余白名人がいっぱいいます。インスタのストーリーなんかにたくさん載せているので、時間あれば覗いてみていってほしい…

2022年の僕のテーマは「余白」。

photographer shandy 岡村龍弥

HafHを通じて出会った数々の余白名人たちを、僕だけの出会いにしたくない。もっとたくさんの、余白が必要な皆さんと、名人たちをつなげていきたい。僕にできることはちっぽけだけど、何か、この余白を通じた発見を届けられないか。

年明けから悶々と、考えて考えて3ヶ月。テーマは「余白」。そんな2022年度として、また全国、あるいは海外も含めて、走りたいと思います。ここ3年間の集大成を、一度、僕が今できることを、この1年、やりきってみたいと。

申し込みは即日終了しました

いくつか、僕は、個人でもこんな感じで、ツアーをつくったり、ツアーに参加していくことにします。この富山旅は既に申し込みを終了しましたが、今後も、僕なりの「余白力」研修ツアーのようなものをプロデュースしていきます。何個作れるかわかりませんが、できる限り、僕だけでなく、たくさんのツアーを通じて、これからの生き方のヒントに気づけるような、そんな旅をプロデュースしていければ。

あくまで「旅しながら働く」ワーケーションは手段でしかありません。手段は幾重にも選ぶことができますが、人が幸せに生きるという思いは恒久的な生きるゴールです。生きるゴールを、より豊かにするための入門編の窓口をもっと多くの人たちにつなげられたら。

これが僕が与えられた役目かどうかは、やってみないとわかりませんが、これなら1年がんばれそうです。

ぜひご一緒できる方と、ご一緒したい

色々やっていく中で、全世界から仲間が増えたら嬉しいです。余白をつくる旅、世界でご一緒させてくださいませ。不束者ではございますが…世界の皆様、今年度も、大瀬良を、どうぞよろしくお願いいたします。

Thank you for your support!