ワーケーションを政争の道具にしないで。
菅官房長官はじめ、閣僚らがワーケーション推進に関する発言をしたことで、メディアや野党がワーケーションに注目をし始めており、弊社にも問い合わせがきています。
旅行や働き方の新しいスタイルとして、リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみながら、テレワークで仕事をする『ワーケーション』や、そうした地域に企業の拠点を設置する『サテライトオフィス』を普及させる
これに対して野党が、矢継ぎ早に批判を始めていて、ワーケーションが政争のネタになりつつあることを危惧しています。
これらの批判ツイートが「ワーケーション」をツイッターで検索した際にトップに来てしまう悲しさ。発言に責任をもつ立場の方が「妙な横文字」「新語の乱発」という老害感満載の表現を使って政権批判するのは度胸があるというか、盲目というか。ただ否定的発言を繰り返す浅はかな野党を残念に思います。
ワーケーションは「妙な横文字」でも「新語」でもない
批判の前にせめて、ちょっと調べて冷静に批判するくらいは批判する側の礼儀ではないでしょうか。ワーケーションは決して新語でも妙な横文字でもなく、アメリカで作られた言葉で、5年以上前から広がってきている言葉でもあります。その定義や経緯は、関西大学社会部・松下教授のnoteに詳しく記載されているので、是非一度お読みになってから批判を始めて欲しいところです。
休暇先でも働かせるつもりか?
「休暇しながら働かせる?休みを奪う、ブラック企業的働き方だ!」という誤解も見受けられます。ワーケーションは「休暇中に仕事」をするのではなくて「仕事の場所を変えて、休みをうまく取り入れる」もの。
「なんでわざわざ旅先で仕事せなあかんねん!」という批判ツイートを見つけましたが、そっくりそのまま「なんでわざわざ通勤電車に乗ってオフィスに行かなあかんねん!」というのがwithコロナ時代です。オフィスに行かずに仕事ができるようになったwithコロナ時代に、家でしか働けないのは不便です。自分で、自分の職場を選ぶ。家を離れて、地元・ふるさとや、海辺、森の中で働く「選択肢」を持って働くのがワーケーションです。
誰もができるわけじゃないワーケーション
ご批判の中でも「ごもっとも」だと思うのは「誰もができるわけじゃないのに、何を言うとるんじゃい」と言うもの。確かに、誰でもできるわけではないし、誰ができるんだ?と言うと、企業側の環境整備や制度への理解、働く側の家庭環境や、セルフマネジメントスキルなど、いろんな条件が必要なのは事実です。
しかしながら、上記のnoteにも書いたように、もはや全国民共通の「生き方の正解」を政府や有識者に求める時代ではない。ワーケーションを選ぶ人もいれば「働く」「休み」を分ける人もいる。自分の働き方は自分で選ぶ、その選択肢の1つであると理解するのが働き方の未来ではないでしょうか。
「働く」「休む」この境を曖昧にする暮らし方を、テレワーク時代の「ニューノーマル」と捉え、価値観を広げる必要があります。まず批判に走ると、古い、頭が固いことを露呈する羽目に。働き方も多様化してきているんです。是非「これからのニューノーマル」に挑戦できる人からやってみようじゃないか。そうポジティブに捉える柔軟な思考で、議論を進める日本であって欲しいと願います。
法人ご担当者様で「ワーケーション」にご関心がおありのご担当者がいらっしゃれば、是非何なりとお問い合わせください。
「GoToでワーケーション」vs コロナ
コロナへの対応等メディアや野党のご批判も、それなりにごもっともだとは思いますが、感染者にばかり注目が集まりますが、死亡者数は以下の通り、重大化していないのが事実でもあります。経済を回していかねばならない、特に、多くの地方にとって夏はオンシーズンである中でなんらか支援策が必要、そこまでまでは多くの方に一定のご理解をいただけるものと願います。
私たちが提供するサービス「HafH」はワーケーションにも活用できるよう今回のGoToトラベル事業申請し、受理されたその日の朝、菅さんがワーケーション促進の発言をされました。
コロナ対策は上記のnoteにも書いた通り、できる限りを行う中で、ぜひwithコロナ時代のワーケーションの普及に舵を切ってもらいたいと強く願います。政権への批判と、ワーケーションの是非は全く別問題です。ワーケーションそのものへの批判・指摘があれば、政権ではなく、僕がお受けしたいくらいです。ぜひ、お問い合わせください。
まずは、9月からJR西日本と提携したワーケーションプランをご提案中です。こちらもぜひご参照ください。
自分の人生、そして見る世界が広がる、働き方を、ワーケーションで。
Enjoy your life journey!