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完全独学/語学習得は意外とシンプル⁈渡仏して半年でフランス語を0から日常会話レベルまでにした方法

1. 冒頭

・とりあえず結論から

はじめに、とりあえず一旦結論だけ述べておきます。
実は至ってシンプルなんですねこれが!
それは「文法と会話」。このたったの2つ✌️だけ。
(↑自分自身もこれは後から知ったわけなんだがw)
そう、自分は現地に到着してからすぐに、毎日ひたっっすら文法を勉強して、ひたっっっっっすら喋り続けました。言ってることの半分以上がミスでも、喋り続けました。

・大切なのは、とりあえずポジティブ思考

出だしからいきなりちょっと余談ですが、英語ができる人に朗報!
フランス語、スペイン語、イタリア語(もしかしたら他にも)と英語のオリジンはラテン語なので、元々文法や単語などが結構似ています。
なので、英語脳で勉強すれば日本語で勉強するよりも遥かに難易度が下がります。
でも、決して日本語でフランス語を学ぶのが不可能なわけではありません。
ただ、難しいだけですw
でもダイジョーブ、あなたには元々大きなアドバンテージがあります。
それは英単語の知識量です。
気が付かないかもしれないが、僕たち日本人は実は何千もの英単語を日常的に使っています。日本語ほど、英語がこんなにも自然に溶け込んでる言語は世界的にみても珍しいです。
そう、この点を利用すればいいだけの話しです。
世界共通言語が英語ということは、フランス人もある程度は英単語の知識があるって事です。それなら、フランス語を学ぶ最初のうちは補助として英単語を使いまくってその度に、これフランス語ではなんていうの?と聞いてちょっとずつ覚えていけばいいのです。
だから、とりあえず自分は元々有利なんだ!とポジティブスィンキンでどんどん勉強すれば良いのでぇーす!☝️

2. まずは環境作りから。これ無しではどうにもならない

・ どうにかして数ヶ月間でもいいから24時間その言語に囲まれろ!

僕が実際に作った環境は以下👇
① 渡仏して最初の4ヶ月間:フランス語しか喋れない家族の家にホームステイ。
(この期間は2020年2月〜6月:そう、コロナ第一波真っ只中だ。でも実はこれが語学習得の上では更なるアドバンテージとなった、わお!)
② 以降は一人暮らし

3. 実践した事

・ ひたすら文法、ひたすら喋る。まずは質より量だ!

そう、単語よりもフレーズよりも何よりも、文法の勉強に全集中して、毎日新しく覚えた事を何十回も会話を通して実践するだけなんですね。

① ホームステイ期間中の4ヶ月は毎日朝7時に起き、午前中に3時間文法の勉強。残りの時間は、寝るまでひたすら家族とゲームをしたりして時間を過ごし、適当に喋り続けた。つまり、この期間は毎日平均15時間フランス語の勉強をしたことになる。単純計算して1ヶ月で450時間、4ヶ月で1800時間だ。
② 以降の一人暮らしでは、平日の勉強時間は平均10時間。文法の勉強は毎朝1〜2時間スカッシュの練習前に済ませた。残りの時間は、17時頃まではスカッシュクラブで周りとフランス語で練習と会話をした。
選手仲間たちは当初は毎回英語で話しかけてきていたが、何百回もフランセシルブプレと伝え、全く分からなくても強制的にフランス語でと頼んだ。
↑フランス語じゃわからないから親切に英語で話してるのに、フランス語を注文する図々しいヤツはこの私ですw。でも海外ではこの図々しさこそが大事なわけです。リスペクトさえ見せれば、やる気が伝わり応援してくれるのです。
③ 夜は特に勉強はしなかった。疲れているので頭を休める時間として捉えた。良くある勉強法の一つ、その言語でNetflixなどの動画を観る事も特に意識してやらなかった。(悲しいことに、自分は元々映画とか、特にドラマにあまり興味がない。泣)。
④ 週末は土曜朝のマルシェに行って、会話の機会を取りに行った。しかし、それ以外の時間はほとんどの場合は一人だったため、勉強時間は0に等しい。

このように、僕はスカッシュクラブがあったことでかなり助かってましたが、そういう場所がなくても大丈夫。作れば良い。まずは誰でも出来るホームステイ、そして語学学校に行ってフランス語でしかコミュニケーションが取れない人何人もと友達になって授業の時間以外は遊びまくれば良い。週末の夜はご飯でも飲み会にでもいけばいい。

ここでまたちょい余談ですが・・
コロナのロックダウンはまぁ最低だったが、語学習得には滅多にない良い機会だった。
だって、毎日15時間フランス語を勉強できたんだから。
一日15時間も勉強しちゃってる俺、スッゲー!と。(常にポジティブに、ね。)
でも、ゆーて26歳でホームステイ。特にこの歳になって、四六時中まだ良く知らない他人と家に籠って過ごすのは、ストレスはもちろんめちゃくちゃ溜まった。最後の方は正直結構嫌になってた。それは向こうも同じだっただろう。でもこれは避けては通れない道だったから、まあしゃーねぇっス。(時には飲み込むことも大事。)
まあ、ロックダウンがなくても、平均12時間は勉強できる環境だったから、ロックダウンは+αのブースト的役割になったわけだ。。

4. なぜ文法だけで上手く行ったのか

・文法のベースさえクリアすれば会話なんていくらでも成立する

ポイントは、文法では動詞や接続詞、関係詞なども全て同時に勉強できるということ。あとはそれを会話で使うだけ。
でも僕的に、学び始めの頃に一番大切なポイントになるのは動詞。

余談:なぜ最初から文法に集中したかは、実は偶然状況的にそうしないといけなかったからであって、元から作戦を立ててそうしたわけではません。<-- 僕にはそんなことができる程の頭は元からありましぇん。
(この偶然だった事についてはのちに別投稿しようかと思っています。)

しかし、ほとんどの人は新しい言語を学ぶとき、まず何から始めるでしょう?
その目的が観光なのか、語学習得なのかでアプローチが異なると思いますが、9割以上の方は「便利なフレーズ」や「単語」の暗記から入るでしょう。
実際に僕もまずはそれから入りました。
例えば、中学校でまず最初に習う「I have a pen」。別にこれは良いと思います。
でも次に来るのが、「I have an apple」「ughhhh apple peeeen」…ちゃうかw
まぁ、いずれにせよ、「I have a cup」とかYou have何とかとか、英語では名詞の前にaがつくよ!とか、そっち系で少なくとも授業数コマは過ぎるでしょう。
(僕は中学はマレーシアだったので、日本の英語の授業は高校に入学するまで受けていないためわかりませんが。)
とにかく、いきなり「I had a pen」、「He/she has a pen」、「They have a pen」とか、動詞の活用には入らないでしょう。
まあ、日本の英語教育は会話ができるようになることより、将来的に大学とかに進学するために必要な事を暗記させてるようなものだから、これは当たり前っちゃ当たり前ですね。
でも、本当の意味での語学習得をする上では、この”とりあえずフレーズとその中身を学んどこ”が問題だと僕は思っています。aをつけるとか、cupだのt-shirtだの他の既に知ってる単語なんて、どーでも良いんです。スペルなんて漢字ほど難しくないから、何回も喋って、目にして、たまに書いてれば覚えられます。
事実、自分は普段はもうほとんどスマホとPCでしか文字を書かないが、漢字はどんどん忘れるが、スペルは忘れてない。
さて、このような典型的な勉強方法で新しい言語を学び、現地で実際に会話してみるとどうでしょう。
--> フレーズは知ってるが、会話が続かん…続かないったらありゃしない…(辛い、帰る🏃‍♂️、寝る😴。って、したくなっちゃいますよねぇw)
まあ、そんなの当たり前だ、決まったフレーズしか言えないだもん。
でももちろん、フレーズの中には文法が入っている。
しかし、目的がその「フレーズ自体の暗記」だと、文法はそっちのけで応用が一切効かない。
例えばフランスで、「ビーチに行ってビールを飲みたい」気分になった場合は、「Je veux (私は〜したい)aller(行く) à la plage(ビーチに) et boire (そして飲む)une bière(ビールを)」と丸々覚えておけば、好きな時に誰かに伝えれば目的は達成できる。
しかし、これじゃダメなのだ。会話をする上で応用が効かない。
翌日になったら、その前日にそうしたことを誰かに伝えるのが難しい。
観光客レベルの語学力から抜け出すまでにエライ時間がかかる。
ここで最も重要なのは「ビーチに行ってビールを飲む:aller à la plage et boire une bière」という目的ではなく「私は〜したい:Je veuxと、行く:Aller」と言う主張と動詞だ。
例えばシンプルに過去形なら、Je veux --> 状況次第でJe voulaisとかJ'ai vouluになり、Aller --> J'allaisとかJe suis alléになる。(違いの説明は省略する。)
この2つ(欲を言うと4つだが)さえ覚えておけば、例えば以下のような事を翌日誰かに伝えられる。
「昨日は暑かったからビーチでビールが飲みたくなった。だからここから歩いて5分のところにあるビーチに行ってそうしたよ!(楽しかったよ、はYeah!と言っておけば良い。)」。
「Hier (昨日),  je voulais boire une bière sur la plage (私はビーチでビールを飲みたくなった) parce qu'il faisait chaud (なぜなら暑かった). Donc je suis allé à la plage (だから私はビーチに行った) ou se trouve à 5 minutes à pied d'ici (ここから5分歩いた所にある) et l'a fait (そしてそうしたよ). Yeah!」。
このJe veuxとAllerの活用以外なんて、その場でスマホでその単語を調べたり、元々知ってる英単語を並べたりジェスチャーしとけばなんとか伝わる。
要するに、言いたいことの接続部分にあたる文法さえできれば、なんでも自由に組み立てて会話ができるようになると言うことだ。

5. まとめ

あとは冒頭で述べた通り、ひたっっっっっっすら量をこなすのみ。喋れるようになる初めの段階は、断然質より量なんですね!!
ミスに対して貶す人は所詮そこまでのやつなので、無視して次へ、と言う感じで。
余裕があればむしろ言い合いをしてもいいw
その瞬間にあなたの新言語は更にレベルアップするのだから。
決して、僕のやり方がオススメとか正しいとは一切言いませんが、あくまでも一つの例として。
少しでも参考になると嬉しいです🙂

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