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ロシア・ウクライナ戦争は終結するのか?(ランド研究所、NASDAQ、フォーリン・アフェアーズ)

米国防総省が支援するシンクタンク、米国にロシアとウクライナの戦争を止めるよう要請

安全保障に詳しい(政府やシンクタンクのランド研究所が出した報告書の中で「ロシアとウクライナの戦争を長引かせることは、米国とその同盟国に積極的に損害を与えている」と主張し、米国政府に対してロシア・ウクライナ戦争を終わらせるよう促しています。

ロシア・ウクライナ戦争終結で伸びる株

Wikimedia Commons

3 Must-Buy Stocks if the Ukraine War EndsというNASDAQのニュース。出だしに "the Rand Corporation, a prominent American think tank, recently outlined several scenarios that could cause the war to end relatively soon." とあり、ランド研究所の報告書を受けて「戦争終結で伸びる株」という記事を書いてるようです。

予測の柱の一つは「ロシア・ウクライナ戦争の終結に伴う原油価格の大幅な下落」です。原油下落により、例えば航空券のコストが大きく下がり旅行需要が伸び、Expediaなどの旅行関連株が上昇すると予想しています。

ガソリン価格が下ることで可処分所得が増えることでも、旅行にお金が回ることにプラスに働くとしています。

原油の下落、すなわちガソリン価格も下落するので、自動車全般特にSUVへの需要が伸びることで自動車製造に必要な鉄鋼の需要が伸びると予測しています。

鉄鋼の製造には大量の石油を必要としますが、石油下落で製造コストが下がり業績が大幅に改善するので、鉄鋼製造のクリーブランド・クリフス社などの業績が向上し株価に良い影響を与えると分析しています。

またFordのような自動車メーカーは、上記のような石油に関連した業績回復に加え、戦争終結による欧州のマクロ経済改善の恩恵を受けるとしています。

ウクライナはロシアに対して領土を譲歩することになるのか?

世界的に非常に信頼されている外交・国際政治専門の雑誌フォーリン・アフェアーズでも、戦争を交渉により解決するために「ウクライナがロシアに領土について譲歩する可能性」について論じています。

数十人の専門家が、STRONGLY AGREEからSTRONGLY DISAGREEまで5段階でその可能性について評価しています。

強く反対(STRONGLY DISAGREE)や反対(DISAGREE)と考える識者がたくさんいる一方で、強く賛成(STRONGLY AGREE)や賛成(AGREE)と考える専門家も多いようです。

【龍成メモ】

すぐに戦争が終結することはないと思いますが、「妥協をしてでも戦争を終わらせるべき」と考える勢力が西側に増えてきているのを感じます。

Photo by りょりょす&DALLE2

#ウクライナ戦争  #ゼレンスキー #株式投資 #投資

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