「超加工食品」が脳に与える負の影響が分かってきた(WSJ)
The New Science on What Ultra-Processed Food Does to Your Brain というWSJの記事から。元になる論文はBMJなどに掲載されています。
超加工食品(Ultra-Processed Food)を日常的に取っていると、死亡率・がん・呼吸器・心血管・胃腸・代謝に対して悪影響を与えるだけでなく、精神状態にも悪影響が出ることが、記事に登場するメタアナリシス研究で明らかになりました。
具体的には、うつ病、不安障害、睡眠障害のリスクを高める可能性があります。食生活の乱れがメンタルヘルスに影響を与える要因の一つとして、腸内環境の悪化(Dysbiosis)が考えられます。
腸内環境が悪化すると腸脳相関により、神経伝達物質そして最終的に脳に悪影響を及ぼす可能性があります。
【龍成メモ〜超加工食品とは何か?】
では「超加工食品」とは何か?というのが気になると思います。以下、論文で紹介されていた超加工食品の例です。
Packaged snacks - パッケージされたスナック類 : 添加物を多く含み長期保存可能なもの
Carbonated soft drinks - 炭酸飲料 : 糖分や人工甘味料・香料・色素などを多く含む
Instant noodles - インスタント麺 : 加工された麺に化学調味料や保存料が加えられ、短時間で調理できる食品
Ready-made meals - レトルト食品 : 長期保存が可能なパッケージに入れられ、多くの場合、添加物や保存料が含まれている
超加工食品の定義や超加工食品も含めた食品の分類については、国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations)が発行している資料に詳しく書いてあるので、気になる方は国連の資料をご覧ください。
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