セコイアの「中国部門の分離」と東京市場の台頭(FT)
セコイア(Sequoia Capital)の中国部門の分離
How US-China tensions shattered Sequoia’s venture capital empire というFTのニュースによると、セコイアの中国部門は「HongShan」と名を変えて、欧米からは切り離すことを決定しました。
この動きは米中の政治的な対立が激化したことがその原因のようです。
米中対立のあおりで米国からの政治的な圧力にさらされてきたセコイア・チャイナが、分離されることで自由に好きなように振る舞えるという点もあるそうです。
ただし、分離後も米国の投資家を引き続き抱えることになるので、コンプライアンスを遵守する必要はあるようです。
日本はグローバルでの"not China "の地位を獲得できる
Tokyo could win ‘not China’ global hub status — but it must want it こちらも同じくFTの記事。
端的に言うと、米中対立に端を発した「歴史的な再編成」によって、地政学的・金融的な富が、米国と親密な関係にある日本に集まってくるという話です。
すでに半導体では上記の流れが明らかに形となって現れていますが、これが金融でも必然的に起こり得るとFTは指摘しています。その流れの一つとして、最初に挙げたセコイアの中国部門分離もあります。
日本自体がその地位を得たいという意思を示し、求めていく必要があるということもあわせて指摘しています。
【龍成メモ】
以下の記事で「Appleのティム・クック、Googleのスンダル・ピチャイ、OpenAIのサム・アルトマン、インテルのパトリック・ゲルシンガー、ウォーレン・バフェットが来日」という話を紹介しましたが、日本に対する注目はかつないレベルで高まってるようです。
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