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フランス人がワインをあまり飲まなくなった理由(The Economist)

Why the French are drinking less wine というThe Economistの記事から。

1980年にはフランス人の2人に1人が毎日ワインを飲んでいましたが、2022年の調査ではたったの10%まで減ってしまいました。

飲む量も1960年当時のフランス人平均116リットルから、現在はわずか17リットにまで減少しています。

そして世論調査ではワインよりビールを好むと答えるようになり、スーパーマーケットで購入されるアルコールの半分以上がビールです。

しかも18歳から34歳のフランス人の4分の1がアルコールは飲まないと答え、35歳以下の39%はワインを飲まないと回答しています。

【龍成メモ(中国人のフランスワイン消費も激減)】

そう言えば中国人によるボルドーワインの買い占めとか話題になってたけど、どうなってるんだろうと思って調べてみました。

まずワインそのものの消費量が2017年をピークに激減し、ピーク時の半分以下になっています。1997年以降で過去最低の消費量です。

Le Mondeによると、かつて150近いボルドーのワイナリーが中国人によって買収されましたが、その勢いは衰え、いくつかのワイナリーは財政破綻に陥っています。

習近平政権による「海外投資の厳格管理」の影響も受け、資金が中国から届きづらくなりました。

従業員の突然の解雇、賃金の未払、極めて不透明な経営方針など、様々な問題があるようです。

問題を抱えるワイナリーのぶどう畑は荒れ果て、短期的に修復不可能な状態にあるようです。

#ワイン #ノンアルコール #ビール #フランス

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