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映画ビギナーの映画感想珍道中記11  タイトルは記事内に書きました。

 さて、あなたに映画クイズです?

 不条理で荒唐無稽、壮大な歴史ギャグファンタジーという感じの内容で、すこしダークなRPGとかが好きな人におすすめの最高の映画です。ダークでグロテスクなシーンもすこしありますが、驚かせるような怖さやじっとりした怖さはほとんどないと言っていいと思います。しかしこの作品、私が借りたレンタルショップではホラーコーナーに置かれていました。

 何故でしょう?

 答えは有名なホラーシリーズの三作目だからです。しかしここで伝えておきたいのが、本作は怖さが滑って失笑してしまう、というタイプの内容ではなく、敢えて狙ってやっているのが分かるような笑いが最高に面白いのです。この作品、正直に言って真面目なひとが見たら怒り出しかねないくらい、御都合主義だらけなのですが、それが何故かめちゃくちゃ愛おしいんですよ。

 主人公が自分の分身である小人(?)たちから襲われる、という唐突なシーンがあるのですが、ここが印象的な私の笑いポイントでした。というか主人公のタフさが、何故、死なない(笑) まぁもちろん笑いポイントは他にもいっぱいあって、そもそも導入の『北斗の拳』でしか見たことのないような拘束具を付けて歩かされているシーンからなんかちょっと笑ってしまったし(なんかかなり失礼なことを言ってる自覚はあるのですが)、処刑場の穴(?)から這い出た後に主人公が偉そうに気取るシーンなんて、あれそんなに前作の時、お調子者だったっけって思ったり……いや、よくよく考えれば、前作もそんなもんだったか……。

 観たことあるひとは、もうタイトルに気付いているでしょうか?

 ただクライマックスの戦闘の場面は興奮するし、王道のような別れの場面はちょっと切ない気持ちになりました。ふたつあるエンディングは両方とも好みが分かれるかもしれませんが……まぁとにかく本作から観ても全然問題ない作品なので、ぜひご視聴おすすめします。

 あっ、タイトルを言い忘れてました。

 今回レビューしたのは、『死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット ディレクターズ・カット版』でした!

 死霊と闘い、中世の世界に飛ばされてしまったアッシュは現代に戻るため、“死者の書”を探し出そうとする。ところが呪文を間違えたばかりにゾンビの群れが復活。アッシュと騎士たちは死闘を展開することに。実はスーパーマーケットの店員だったアッシュの冒険を描く「死霊のはらわた」シリーズ第3弾。悪ノリもますます加速し、コミック色とファンタジー色も強くなった。2種類のエンディングが存在する。(映画.comより引用)