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天然さんは、好きですか? 寺田本家・自然酒五人娘(前編)

どうもこんばんは、「前編」をふりまき続ける男りょーさけです。全部の風呂敷がたためるのかは定かではありません(笑)
精一杯かつゆるゆると書き進めてまいります!


今日のお昼にとあるツイートを見て、このお酒を思い出しました。

寺田本家 自然酒五人娘です。飲んだのは先々週だったでしょうか。
味はまろやかでしっかりとした甘み、そう甘みは感じます。甘うまい。ただ、アルコール感なんかは感じなくて、優しく刺激は少なめです。

自然酒と言うと比較的濃厚に甘うまいイメージがあったのですが、これは控えめでしたね。そんなふうに思いました。

でもこの酒には一点だけ特徴的なところがあって…他の酒では感じたことがない香りがしたのです!

例えて言うならば、炒った豆をフルーティーに香り付けしたようなそんな香りでした。
根っこには確かに穀物感があるんだけれども、そこから一歩だけ穀物ではない方向にジャンプしているような…。

そしてさらに不思議なのがそれが少しだけを人工的な香りのようにも感じるという。オーガニック香水とでも言うような…。
純粋に自然の香りでもないし純粋に人工でもない。

その狭間の香りがしてるような気がして、それがとても趣深く買ったのを一番よく覚えています。

さて、それでこの先思い出したツイートについてなのですが…そのツイートはグルタミン酸ナトリウムについて述べていました。別名うま味調味料。化学調味料。

某有名人がグルタミン酸ナトリウムの使用の是非のようなことを呟いて、それに対して多くの人が反応していました。

賛成していたりとか反対していたいとか様々でした。みんな熱心ね。

そのツイートと、それにまつわるツイートを見ていてそこには天然と人工というものを取り巻く問題が潜んでるように思いました。

で、それで何となくの連想ゲームでこの酒のことが思い浮かんだんだと思います。天然ってか「自然」酒だけど。

で、で、ですね。ここからがちょっと考えてみたい問題なのですが!

例えばなのですがね。想像してみてください。今はそんなものは存在していないと思いますが、ちょっと先の世界に私がこの間のあの時感じたような特徴的なフルーティな豆香が人工的な方法で簡単に再現できるようになったとします。

で、そういった未来には全く遜色ない2本の酒と、天然の自然的な手法でその酒の香りを作り出した寺田本家&人工的な手段でそれを作り出したどこかの酒蔵があるわけです。

その時消費者というのはどういう行動に出るんだろう????

これがこの記事の後編で考えてみたいことです。

みんな寺田本家さんの酒を買うのかな?
それとも、新たな酒を買うのかな?

ちょい結論でないのでゆっくり考えます。
そのためのヒントになりそうなのがこちら!

小倉ヒラクさんの『発酵文化人類学』です。
や、ほんとにヒントになるかな…。挫けそう…。
ペン止まったよ…。

ってな訳でちょい時間もらいやす!
酒界の天然と人口問題は、とっても根が深い。

そこに自分なりにアプローチできればと思ってます。
ではでは!短いけど今日はこれまで!

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。