2020.9.13 すごい人ってすごい。
先日秋のお酒に関して文章を書いた。
で、昨日今日と素敵なツイートを見た。
客目線でも酒蔵目線でも酒屋目線でもなく、いうなればこれは「酒目線」だ。なかなか出てこない。児玉さんは本当にお酒について思い巡らしてらっしゃるのだなと深く感じ入った。(「地酒屋こだま」は東京の大塚にある素敵なお店なのでぜひ一度行ってみてね。)
で、改めて秋のお酒について考えてみた。
こんなふうに。
今の日本酒が商習慣に引っ張られて――時に惰性に見える形で――お酒を販売しているのは事実だと思う。けれどももっとクリティカルなのは上記のような問題。
「酒蔵は自分たちのお酒の強みを知っているのだろうか?それをアピールできているのだろうか?」ってとこ。
んー。
↑こんな世界があったらユートピアだな、と思った。もちろんそこでも問題は起きるさ。起きるだろうけどね。でも今の状況よりは、いくぶんかは面白そうだなと思う。
そうだよな、一本一本育ち方も違うんだもんな。そしたら飲み頃は違うよね。飲み頃が長いお酒もあれば、一瞬のものもある。そうだよね。楽しいよ。これは。こういうものの前に立って、どうしていいかわからなくなったところから始めるんだよ。全部ぜんぶ。
◯地酒屋こだまさん(や、独自に飲み頃を見極められる酒屋さん、飲食店さん)に行ったことのある人にだけ伝わる余談
さっきは「思考実験」と題して、
「『定番品』とか『季節品』とかいう枠を全部取っ払って、全ての酒蔵が自分たちのタイミングで一本一本のお酒を出したとしたら、毎日日本酒売り場は旬のお酒で溢れるのではないだろうか?」
と述べたけれど、飲み頃がわかっている酒屋さんや飲食店はつまりこれを自分の手の届く範囲で成し遂げている小宇宙なのだと思った。このユートピアは、今日もどこかで誰かの熱意によって現実化されている。誰かに伝わるか伝わらないか微妙な線をいくつもいくつも重ねていって、素敵に現実化されている。
その途方もなさに、素晴らしさに、改めて驚いた。驚けてよかった。
きっと明日ですげー復活できる気がする。できる気がする。なぜかって?
明日はわたしの誕生日だからだ。強いまんま、また一からゲームスタート。
酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。