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岡山クラウドファンディング協会設立!Makuake・CAMPFIREの史上初コラボイベントに行ってきました!

どうも!HSP系フリーランスのりょーちんです!

今週末は、岡山も30℃を超える気温で夏の訪れを感じました。
皆さんも水分をしっかり摂って熱中症には気をつけてください!


今回は、クラウドファンディングのイベント「Makuake社員、CAMPFIREパートナーが語る、クラウドファンディングの現実。プロジェクトの成功・失敗はここできまる!」に参加した感想レポートを書きます!


イベントは、6月17日に岡山のコワーキングスペースThink Campで開催され、岡山を中心とした中四国の県から約30人の参加者が集まりました。

「クラウドファンディングとは何か?」というところから、成功事例や失敗事例まで詳しく聞くことができました。

MakuakeとCAMPFIREが一緒にイベントをするのは全国でも今回が初ということで、大変レアなイベントでした!

コワーキングスペースThink Camp

岡山クラウドファンディング協会理事 柳井孝文氏

「岡山で夢を叶える」人と場所を増やす

冒頭に、岡山クラウドファンディング協会理事、柳井孝文氏が挨拶をされました。

岡山クラウドファンディング協会は、2023年4月24日に設立されました。

設立の目的は、「岡山で夢を叶える」人と場を増やす ということです。

日本でクラウドファンディングが始まってから10年以上が経過し、全国的に知られるようになりました。

クラウドファンディングは、法人や個人の事業者が商品や企画をPRし、共感してくれた人が支援金としてお金を払うシステムです。

成果報酬であり、在庫なしでもできるのでリスクが少ない状態で始めることができます。

しかし、「クラウドファンディングについて誤った認識を持っている人が多い」と柳井氏はおしゃっていました。

1つ目は、「クラウドファンディングはすごい実績を持っている人じゃないとできない」という誤解です。

クラウドファンディングサイトでは、華やかな企画や人物、場所が多く掲載されているため、「すごい人が利用するもの」という固定観念を持つ人が多いのでしょう。

僕もイベントに参加するまでは、クラウドファンディングは自分とは程遠いものと思っていました。

しかし、柳井氏によると「クラウドファンディングはどんな人、どんな内容でもチャレンジできる」ということでした。

最近では、大企業がマーケットイン方式で投入する商品よりも、個人が企画した身近で便利な商品の方が売れたりしています。

現代は、個人の力が問われる「個の時代」であるため、個人でも企業に負けない影響力を発揮することができます。

「クラウドファンディングに決まりはないので、どんどんチャレンジして欲しい」と柳井氏はおっしゃっていました。

2つ目は、「クラウドファンディングは資金調達をするためのものである」という誤解です。

クラウドファンディングを「資金調達をするための場所」と認識し、「資金調達だけ」を考えて利用して失敗する人も多いようです。

しかし、クラウドファンディングの要素の中で「資金調達」は2割ほどしか占めておらず、それ以外にも「商品や企画のPRや告知、事業の成長」などの要素も大きいと言います。

「資金調達するだけなら銀行から融資を受ける方が早い」と柳井氏はおっしゃっていました。


このような誤解を解消し、岡山でクラウドファンディングがもっと身近なものになることを目指して活動されます。

岡山クラウドファンディング協会代表理事、CAMPFIREスーパーパートナー 株式会社シンプル代表 前田幸一郎氏

熱くお話をされていました

CAMPFIREのパートナー企業は全国で約800社ありますが、株式会社シンプルはその中に8社しかない特別パートナーとして活動されています。

前田氏は2021年に倉敷市にあるCAMPFIREパートナーの会社から独立され、既に岡山県内を中心に100以上のプロジェクトを担当されています。

CAMPFIREはMakuake や他のサービスと比べて幅広いプロジェクトを扱っていることが特徴です。
特に無形の企画やイベントなどに強いということです。

即効性という意味ではMakuakeに敵いませんが、文字通りキャンプファイヤーのようにジワジワと共感の輪を広げ、大きくしていきます。

岡山でも古民家カフェの再建や、高校生へのキャリア教育事業などの実例があるそうです。

何かの夢や想いがある人は一度相談してみると良いでしょう。

一方で前田氏は、これまでのプロジェクトの失敗要因についても赤裸々に説明をしてくださりました。

①不適切な目標設定
前田氏は、クラウドファンディングにおいて目標金額の設定は非常に重要だとおっしゃっていました。
あまり考えずに高い金額を設定すると頓挫する可能性が高いと言います。
自分自身でどれくらいの金額を確保できるかを細かく計算して目標金額を設定することが必要になります。
また、最初は低めに金額を設定して、達成をどんどんアピールしていくのも一つの方法だと言うことです。

②PR・告知の重要性を理解していない
クラウドファンディングは、商品や企画の認知を広げてくれるのをサポートしてくれるサービスですが、ネット上だけでは限界があります。
自分の周りにいる人に直接PR・告知をしていくことも必要だと言います。
自分自身の努力も必要だということですね。


③営業しない
多くの人脈がある人なら別ですが、基本的には自分でも営業をして、ある程度の金額を確保することが必要です。
しかし、面倒臭くなって途中でやめてしまう人や営業自体に抵抗があってしない人も多いと言います。
サイトで見てくれた人だけで資金を集めるのは難しいので、営業は必須だということです。

このようにクラウドファンディングに丸投げするのではなく、自分自身でも行動することが大切です。

株式会社Makuake 中四国拠点 責任者  朝倉亮氏

自ら手を挙げて拠点を立ち上げられました

朝倉氏はMakuake 社員として東京で活躍されていて、2021年に地元でもある中四国拠点の立ち上げ責任者として着任されました。

Makuake は、「新しいものや体験の応援購入ができる」プラットフォームで、最大の特徴は「新商品に特化している」点だと言います。

また他社と比較して、有形の商品に圧倒的な強みを持っており、資金調達のスピードも早いと言います。

クラウドファンディングではありますが、ECサイトに近いサービスになっています。

掲載の審査はCAMPFIREなどの他社よりもかなり厳しく、既に他の媒体や場所で売っているものは掲載できないと言います。
それだけ「新しさ」にこだわっていることがわかります。

「ない」「いない」状態からでもヒットを作れるのがMakuakeなので、「これから事業を加速させていく時の最初の踏み台」として使って欲しいとおっしゃっていました。

クラウドファンディングは手段でしかないということです。

朝倉氏もおっしゃっていたのは、「クラウドファンディングは魔法のサイトではない」ということです。

クラウドファンディングを利用しさえすれば結果が出る訳ではない、という認識を持つ必要があるでしょう。

参加した感想

今回のイベントに参加して、クラウドファンディングについての知識が深まり、より身近なものに感じました。

僕は学生時代からクラウドファンディングの存在を知っていましたが、やはり「実績があったり影響力がある人がやるもの」と思っていました。

しかし今回のイベントに参加して、「何もスキルや実績がなかったとしても夢や想いを実現できる可能性を秘めている」のがクラウドファンディングなのだと再認識しました。

前田氏が絶対的な認知の母数の重要性を訴えられていたように、クラウドファンディングは埋もれている原石を世に認知させるためのサービスであるため、事業や企画をスタートさせる最初の段階で利用することは非常に効果的だと思いました。

これから岡山で夢を叶える人や場が増えていくことで、岡山という街がもっと盛り上がっていくのが楽しみになりました!

【イベント詳細】
日 時 | 6月17日(土) 14:00〜16:00
会 場 | コワーキングスペース Think Camp
参加者 | 約30人
参加費 | 無料
内 容 | 岡山クラウドファンディング協会について、クラウドファンディングとは?、CAMPFIREについて、Makuakeについて



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