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【太陽光発電】ただのPPA(電力販売契約)ではもう古い?余剰電力は他へ融通して導入量を最大化

今日は、一般的な太陽光PPA(電力販売契約)よりも、個人的に付加価値が高いと感じたPPAサービスに関する記事をご紹介したいと思います。

株式会社VPP Japanは、流通小売、物流企業等のサプライチェーン企業を中心に、オンサイト型PPAの累計契約が70社/600施設/発電容量150,000kWを突破した、という記事です。
これは太陽光PPA契約実績としては国内最大規模になるそうです。

VPP Japanでは、太陽光PPAサービスを2017年から国内では先行して提供しており、現在では太陽光発電の最もホットな導入手法である本サービスの先駆けであることが、国内最大規模の実績につながったと考えられます。

また、個人的に一番の強みだと思うのが、社名にも使われているVPP(バーチャルパワープラント)のプラットフォームを持っている点です。

ちなみにVPP JapanのHPではVPPについて
「点在する小規模な再エネ発電や蓄電池等の設備と、電力の需要を管理するネットワーク・システムをまとめて最適制御すること」
と説明されています。

そして、記事には以下の通り記載されています。
「物流センターでは電力消費量が比較的少ない時間帯があるため、自家消費電力量では、太陽光パネルの設置台数が限定され、設備の広大な屋根全面にパネルを設置できないという課題がありました。
今回、VPP Japan、アイグリッドの「余剰循環モデル」を活用する事で、屋根全面に太陽光パネルを設置でき、消費しきれない太陽光余剰電力をアイグリッドが需給調整を行い、他の電力利用者に供給する事によって太陽光導入量を最大化し、活用する事が可能となります。」

一般的なPPAでは、電力消費量が比較的少ない時間帯の自家消費量に合わせてパネルの数を制限しないといけません。
余剰電力が出ても無駄になってしまうだけですからね。

しかし、VPP Japanはこのプラットフォームにより、消費しきれない余剰電力を他の電力利用者に供給する事によって無駄を発生させず、屋根全面にパネルを設置できます。

導入量を最大化できるということはその分コストを下げられるということなので、余剰電力を有効活用できる点と併せて、他社にはない強みになっているのだろうと感じました。

その他にもVPPの開発を進めている企業はあるようですし、ただのPPAではもう古い時代なのかもしれませんね。

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