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映画感想 『デビルズ・グレイブ』

Amazonプライムビデオにて鑑賞

 個人的には凄く好みでした。雰囲気がよかったです。ただ、低予算全開の映画で誰もが楽しめるものでないというか、鑑賞をオススメはしません(笑)。低品質な映画であることは間違いありません。

 低予算ながら工夫で乗り切ろうという姿勢が垣間見られ、そこもよい評価なのですが、映像的に描写できない部分が多かったり、設定を広げ過ぎて説明セリフが多くなってしまったりといった課題ができてしまったりしています。

 また、こういう映画で期待されるであろう吸血鬼とのバトル場面がしょぼいというのは最大の弱点となっています。ここをもう少しキレのあるカット割りかで誤魔化すことができたら、Z級カルト映画になったのになぁと思うと残念です。

 相棒ポジの人が登場してから主人公の影が薄くなっていったのも、上述の説明セリフが多くなってしまった弊害とも言えるでしょう。相棒ポジの人が危うく本作のラスボジポジの人を屠りかけましたからね(笑)。

 ラストは地獄の中の希望という感じで、これまた好みですね。どう転ぶのか分かりませんが、予算をもっと掛けての続編も観たいなと素直に思いました。

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