<ネタバレ注意!><未見の方見ちゃダメ!>カメ止めの好きなシーン集
『カメラを止めるな』
昨日見て来ました。最高でした。映画を観終わった後、こんなに自然と拍手してしまう映画ってなんか久しぶりに見たなぁと思います。
見た方ならわかると思うんですが、この映画って友達と
「あそこが良かったよね〜〜〜〜!!」とか、
「あのシーンがたまらんわぁ〜〜〜!!」だの
言いたくなる映画だと思います。
ただあいにく、自分には現在この映画を見終わってそのような話をしてくれる友達がいない(これから増えることを願う)ので、代わりにこの場にてそれを書いていきます。これを読んで、
「あ〜〜〜わかる〜〜〜」
となった方は、ぜひ語りましょう。
《注意》
ここからはネタバレになるので、まだ見ていない方はくれぐれも読まないようにしてくださいね!!
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<好きなシーン集>
娘が台本を読んでいるのを見て、娘のキーホルダーをちょこっと触る監督
お風呂上がり、娘が自分の担当するドラマの台本を読んでいたことに気づく監督。その後、気まずそうに自分の部屋に戻る娘を横目に、なんとも言えない表情をしながら彼は娘が使う家の鍵についてるキーホルダーを「ちょこん」と触ります。
「なんて可愛いんだ!!!」
と思いました。笑
このなんとも言えない、照れ臭さと嬉しさと...色々な感情がこの「キーホルダーちょこん」に凝縮されている....なんていいシーンなんだ....
「こんなところに斧が落ちている。ついてるなぁ。(すみません、少し間違っているかもです)」
1回目のワンカットシーンの際、このセリフ、
「なんて下手で間が悪いセリフっ!」
と感じた方がほとんどだと思います。でも、その後のシーンでそれがアドリブで、かつ想定外の出来事によるものだったと知る。
(その前の足だけゾンビがカンペを見せるところも含めて)これがわかった時のニヤニヤといったら、隣の人に二度見されるレベルだったかもしれません。
プロデューサーのラストシーンカットをカットしようという提案に「わっかりました。」と答える監督
いやぁ、これ。どこかの記事でも書いてありましたが、この小さい「っ」が本当に染みる。
「わかりました。」じゃなくて、「わっかりました。」
納得できないけど、上の人の思いにずっと従い続けて来た監督の、この渋々さ、遣る瀬無さがこの小さい「っ」に込められていると思いました。
(そして、そのあとの娘の行動もひたすら感動でした。)
「体が勝手に動いていました。」と呟く若手俳優
あの、キザな俳優がたくさんの理不尽を体験して、最終的に
「体が勝手に...」
といって、組体操の一角を形成する。
この映画には、96分という短い時間の中で登場人物一人一人の成長が描かれているんだなぁと感じました。(成長というと大げさかもしれませんが笑)
全員の映画への思い、登場人物、そしてそれを演じる役者さん自身の思いが、最後の組体操という形となってラストシーンへと昇華されていく。
あのラストシーンは、日本映画に残る素晴らしいラストシーンだと思います。
エンドロールでカメラを置きながら水を2杯飲むカメラマン
個人的にエンドロールすげえ好きでした。
カメラを地面に置いて、15秒ほどカメラを持たなくて良い時間。その15秒で、紙コップに入ったお水が支給されて、カメラマンが慌ただしく2杯のコップに入った水を飲む。
ここにこの映画の熱意とか、ワンカットの難しさとか、予算の無さとか(笑)、たくさんのものが詰まってる気がして、本当に好きでした。
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以上、完全に自己満の好きなシーン集でした。
本当にいい映画だな〜と思いました。監督、役者さん、出てる人全員これからも見てみたいと思わせる、人の良さや熱意がビシビシ伝わる雰囲気がそう思わせるのかもしれません...。
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