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「自分の名前で仕事をする」は幻想か?

終身雇用の時代が終わり、これまで以上に個人として生きていく事が大事になっているこの時代。

会社に縛られずに、個人として生きていけるようになりたい」と思っている人もどんどん増えてきているのではないでしょうか。

何を隠そう僕自身も、就職活動の中で
「30歳までには、個人の名前でしっかりと稼げるようになりたくて〜」
などと偉そうにほざいておりました。

でも最近この考え方は、半分合っているけれど半分間違っているな、という風に感じるようになったのでそれについてまとめて見たいと思います。


個人の名前で仕事をするという事

先ほども少し言ったように、僕は就職活動中、
「30歳までに個人の名前で仕事を取ってこれるようになりたくて〜」
と言っていました。

これは、人脈や過去の実績、性格などを引っくるめて「西村遼」という人物だからこそ出来る仕事を増やしていきたいという思いで言っていたんだと思います。

つまり、会社やその他の要素に左右されるのではなく自分というものに価値があり、それが必要とされてクライアントやプロジェクトが付いてきて、色々な仕事ができる状態っていう事ですかね?(今考えると、めちゃくちゃ浅い)

*この当時、Youtuberやインフルエンサーが流行っていて自分もそれに影響を受けていたので、そのせいもあるかもしれません。笑

でも2〜3ヶ月くらいクライアントワークをやってみて思ったことは、この考えって少し違うなって事でした。

提供できる価値にこそ意味がある

でも実際クライアントワークをやっていてわかることは、究極「自分が誰であるかなんて関係ない」ってことです。

クライアントさんにとっては、僕がどんな人でどんなバックグラウンドを持っているかなんて別にどうでもよくて、求めているニーズや要件に対して想定通り(もしくは想定以上)の価値を提供してくれるか否かでその人への信頼が変わってきます。

だから個人の名前がどうのこうの言う前に、目の前の相手や仕事に対して自分なりの価値を提供して、結果を出さなければ全く意味がないのです。

もちろん、インフルエンサーやモデル/アイドル、人間力が高い営業マンみたいな人は、それぞれたくさんのファンを抱え
「あの人が言っているなら買う」、「あの人をずっと応援する」
みたいな状態になっている人もたくさんいると思います。

でもそれも、ただ個人の名前で仕事をしているんじゃなくて、1回1回の勝負の場所で相手(アイドルだったらファンだし、営業だったら顧客)に対してしっかりとした価値を提供し、結果を出した上でファンを獲得しているのです。

つまり、「個人の名前で仕事する」んじゃなくて、1つ1つの仕事を手を抜かずに価値を提供し続けて、もはや個人の名前を言うだけで、「この人はしっかりと結果を出してくれる人だ」という信頼を獲得することがゴールなんだなーと。


しかも、そういう状態になってからも毎回の仕事で手を抜いた瞬間に、「あいつはだめだ。」ってなっちゃう。だから、とにかく1つ1つの仕事をしっかりこなしていくしかないんだろうなーと。
めちゃくちゃ当たり前のことなんですけど、就活中の自分はこんな当たり前のことを分からずに、色々すっ飛ばして「個人の名前で仕事したい」と言っていたなーと反省します(笑)

これからも忘れちゃいけないこと

というわけで、今現段階で名前が多くの人に知れ渡っていて、いわゆる「個人の名前」で働いているような人もそれだけ必死になって仕事をしているのに、ペーペーのペーである自分はとにかく、「もらった仕事を100%、120%で返していくこと」でしか自分の価値を高められないなと感じております。

そこに裏技なんてないなーと。

フリーランスだろうと、来年会社に入ってからも、目の前にいるのは売り上げを伸ばしたいと考えているクライアントや、アプリ・サービスをダウンロードして使ってくれるユーザーであることは全く変わりません。

そこに対して価値を提供して、実績と成果を作っていくことが唯一、「個人の名前で仕事ができるようになる」ための道だなーと思うのでした。

とにかく愚直にやるしかない、、、

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Ryo Nishimura
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