こんなに一生懸命教えているのに、スタッフや認定講師に響かない
価格やビジネスの数字以外のご相談で一番多いのは「人材育成」です。
・スタッフが事細かく確認してくる。指示待ち。
・協会を作ったのに、認定講師が全然動かない。
・一生懸命面倒を見たのに、恩を仇で返された。
・ナンバーツーだと思っていたのに、同業者に付いた。
・どうやったら自分と同じ目線で仕事してもらえるのか?等々
確かに育成は難しい。自分だけだったら、自分のやる気との戦いで。なんとかなるんですが、育成は、自分と同じやる気を部下やスタッフ、認定講師などに持ってもらわないといけません。
私自身は会社員時代に育成に何度も失敗しています。何をしていたか?以下の通りです。
・手取り足取り教え過ぎた。
・相手の考えや意思を聞かず、尊重せず、ひたすた自分のやり方を教えた。
ひたすら、私が正論。私が正しい。と主張して、相手(部下や後輩)の言い分に耳を傾けていなかった。以上。
そんなわたしくめが、現在は人材育成のサポートをしています。過去の反省・失敗談を踏まえて、スタッフにやる気を持ってもらうために心がけていることは、以前と真逆のこと。
・手取り足取り教え過ぎない。
・相手の言い分を聴く。
加えて、今は次のことも意識していますし、お伝えもしています。
①目標/目的の明文化と共有
なぜこの仕事をやるのか?というテーマ(ミッション、コンセプトとも言う)は、あえて言葉にした方が、同じベクトルになりやすい。
②「どうしてそう思うの?」「どうしたらできると思う?」という声かけ
できない。やれない。難しいと言うスタッフの言葉に対して、「がんばれば、できる」という精神論的発言はNG。
「私はこうやってやったよ」「こうすればできるって」という助言も、言ってる側は親切でも聞いてる側は迷惑な可能性が高い。
それよりも、「(ネガティブな発言に対して)どうしてそう思うのか?」「どうやったらできると思うか?」ということを考えさせる。「できない」は反射的に発していることが多く、考えさせれば答えを考え始めます。ただ、現代の私たちを取り巻く環境は情報のシャワーを浴び過ぎていて、『自分で考える』という思考力が年々低下傾向(自分を含め)。思考力を鍛えよ!は、あちこちで叫ばれていますが、考えさせるためには、問いを投げかけるのが一番効果的。
③一対一の面談
「雑談以外で一対一で話すなんて!」とおっしゃる方が意外と多いことに意外にびっくりしたのですが、雑談以外で時間をとって一対一で話すって本当に大事です。意外な発見もありますし、信頼感と親近感が高まる効果あり。
以前 協会の代表理事がこの面談を実施したところ、協会のチームワークがよくなったと仰ってました。
総じて、時間をかけて根気よく。すぐに成果を求めないこと。育成のサポートとしてて思うのは、個人的見解ですが、女性は
育成=教える
と思っているのではないか。と感じます。確かにある一定の状態までは教えることが必要ですが、ある一定を超えたら
任せて、見守る
スタイルにチェンジしていくことが大切なことだと(難しいけど)。
マネジメントは知識で学ぶものではなく、経験で学んでいくものだと思ってます。私たち世代の女性は、職場でマネジメント経験を積んでいない人が多いので、思った通りにいかないのは、当たり前だと思います。なので教える側も落ち込まないこと。
最後に宣伝みたいになりますが、中小企業だと経営陣とスタッフの距離が近すぎるのもあって、私のような第三者を間に入れた方が、コミュニケーションの緩衝材にもなるようです。。
悩んでいる方は、まずは一対一の面談から。
育成サポートについてもご相談承っています(毎週火曜日45分無料相談)
11月満席、12月募集中。
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