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原書本

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2019年にリリースした本の元になった、未発表の原稿たちを、その時の気分で、かつストーリー性(つながり)だけは意識して公開していきたいと思っています。 編集者も公認の新企画!
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2020年6月の記事一覧

生徒会長として

 自らが感じていた集団での引っ込み自案を解消した最大の転機は、高校2年の時に生徒会長にま…

長野 僚
4年前

「作られた世界」から「創り出す環境」へ

 今日からは高等学校編です。 ーーーーーーーーーーーー  中学の卒業式を終えてから約2週…

長野 僚
4年前

高校選択

 中学卒業にあたっては、以前から大きな節目だと感じていました。義務教育を終えるとはいえ、…

長野 僚
4年前
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1つになる経験

 中学時代は、多くの初体験を通して集団生活の楽しさを実感することができました。それは同時…

長野 僚
4年前
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継続は力なり

 昨日は感情むき出しの記事を公開しましたが、今思い返しても中学時代は自分の感情を揺さぶら…

長野 僚
4年前
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小さなプライド

 感情むき出しのこの記事をリリースすることには正直ためらいがあり、最後まで迷いました。 …

長野 僚
4年前
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初めての競争意識

 むろんプロのレベルには到底及ばないまでも、今でこそ先生のような役割を任されることもある私ですが、私が変わり始めた”原点”はやはり中学時代にあります。 ーーーーーーーーー  恩師との出会いに加えて、桐が丘での生活が私にもたらしたのは「負けたくない」という競争意識でした。  今思い返すと、それはもう、とにかくすべてが勝ち負けの対象になっていたように思います。勉強もしかり、体育の授業もしかり。当時、親と担任がやり取りをしていた当時の連絡帳には「まるでゲームをしているかのようで

忘れられない1か月

 昨日は人生の大きなターニングポイントとなった【恩師との出会い】について綴りましたが、今…

長野 僚
4年前
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恩師との出会い

 私はこれまで、本当に多くの先生方にお世話になってきましたが、桐が丘で恩師と言える先生に…

長野 僚
4年前
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頼られる喜び

 筑波大学附属 桐が丘養護学校(現:特別支援学校)に入学してすぐに友達ができたことは、自…

長野 僚
4年前
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同じ仲間たちと

おととい公開した【アドリブ】とリンクしています。 今日からは第1部 第2章<中学校編>です…

長野 僚
4年前

「何か違う」は、褒め言葉

昨日まで【出生~小学校編】をお届けしてきましたが、これは原書本の第1部:第1章にあたります…

長野 僚
4年前
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アドリブ

 最後の学芸会の演目は『大きなかぶ』でした。私の母は「どうして6年生にもなってこんなに子…

長野 僚
4年前
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皆と行事に参加して

 同行した(特殊学級)担任の圧にも似た「少しぐらい話せばいいのに・・・」というような熱い視線を感じながらも交流学習に馴染めず、集団の中で自分を出せないことを強く自覚した私も、健常者と交流することすべてが嫌だったわけではありません。特殊学級の一員として交流することは好きでした。  (本校と)校舎が分かれていた低学年の頃から、全校朝会が月1回、運動会に学芸会は「学校の一員」として一緒に行っていました。運動会では基本的にそれぞれが当該学年の競技に混ざって行うのですが、6年生の騎馬