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全裸で立ち尽くしてしまった

いやはやまた恥をかいてしまいました。全裸でです。

みなさんはこちらが何かわかりますか。

最近、サウナにハマり始めたのですが、昨日とある銭湯に行ったところこれを渡されて「なんだろう」と思いながら考えてしまいました。

で、更衣室から浴室をチラッと見ると、みなさんこれを手首につけています。だからわたしもマネてつけていきます。

浴室でしっかり身体を洗ってお風呂に入り、サウナに入ろうとしたとき、サウナのドアには取っ手のようなものがありません。そして縦に穴が空いている箇所がありました。

このときわかりました。

これが『サウナキー』であることに。

サウナは追加料金がかかるので、利用する人だけに、この鍵を渡されて入ることができるわけです。

そういえば受付の人がサウナ鍵がなんたらかんたら言っていることをこのとき思い出しました。※べつのことを考えていたのでまるで聞いてなかった

OK。ではこの鍵を使って入るかと思い、キーを鍵穴に差し込むと、わたしは右に左に回して開けようと試みます。

開きません。

今度は鍵の向きを上下に変えて右に左に回します。

開きません。

何をしても開かないのです。わたしは途方に暮れてしまいました。しかし、ここですごすごと引き下がることもできません。全裸ですし。

もう一度チャレンジしましたがムリそうなので、わたしはどうしようもなくなり覚悟を決めました。

あきらめてドアの前にただ突っ立っていることにしたのです。どうしようもないときは「あえて呆然と立つ」に限ります。

そう、困ったとき堂々と困るのです。

要はまあ、全裸のままサウナのドア前で仁王立ちです。

するとどうしたことでしょう。サウナの中にいた感じの良さそうなお兄さんがドアを開けてくれました。

成功です。困ったときはまわりに助けてもらうに限ります。

このときわかりましたが、外からは引き戸になっていたようです。ああ、つまり、サウナキーってただ鍵穴に引っかけて、ドアを引けばいいだけのはなしでした。

考えてみればだれでもわかることでした。でもわからないのが「THE わたし」です。さすがです。

開けてくれたお兄さんも、全裸の男がサウナのドアの前でこちらを向いて突っ立ていたので怖かったのでしょうね。。

わたしはお兄さんに「ありがとうございます」と言って、中でサウナを存分に楽しみます。

そして今日も「新しい経験をして、ひとつの学びを得たなあ」と、とても充実した気持ちになりました。人生とは恥をかくに限ります。

この話をその後、先にお風呂から出てビールを飲んでいた妻に話すと、「え、サウナキー知らなかったの?いや、知らなくても、すぐにわかるでしょ。。」と言われました。

が、何度もいいますがわからないのが「THE わたし」です。

しかしnoteがあるといいですね。恥をかいても失敗しても「あっ、これはnoteでネタにできる。やった!」と思えるのですから。

もう恥も失敗もなにもこわくありません。noteさえあればこわいものなしです。

というか、むしろこわいのは最近は「ネタになるから。。」と、みずから失敗しにいっている自分自身です。



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