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人生を変えた2週間

ふとnoteを始めてみようと思った。思い立ったらすぐ行動。誰かに見てほしいというか自分の感情をなんだか言語化したい気分。単なる自分の思い出日記だと思っていただければ。留学経験を通して、自分が人と話したり、モノを伝えることが好きだと改めて気付いた。というか得意になった(?)

・Maltaという国

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東京23区の半分しかない小さな島国。私が感じたことは治安が良くて、物価が安い。夜も日本のように1人で歩ける。スペイン人の友達には、「スペインに来た時は夜1人で絶対歩かないで、マルタは特別だから」と念入りに言われたくらいだ。

首都バレッタは街全体が世界遺産。自然が好き、古い街並みが好き、博物館や教会が好き、と幅広い人たちに勧めたくなる。逆にゆっくり過ごしたいって人にも!というのは人が穏やかで割とどこにでも静かに一人になれる海があるから!ちょっと疲れた時には、誰もいない海岸で音楽流して深呼吸すると落ち着く。日本、特に東京のほうに住んでいるとなかなかできないことだなと思う。


マルタのコロナ禍の現状は、大分落ち着いているのではないだろうか。感染対策はしっかりされていて安心して過ごすことができた。マスクをしていなくて罰金を払わされている人もsnsで見たが、見渡すとマスクしていない人はいない。店には必ず消毒が置いてある。ヨーロッパのクリスマスを楽しみにしていたが、もちろんイベントは全て中止。それでもイルミネーションや街のクリスマスの雰囲気は素敵だった。

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基本普通に生活できて、そんなに制限されていない印象だ(2020-2021年末年始現在)。

マルタで主要なコロナ検査はPCRではなくSwab test。唾液を採取するPCRと比べて、Swabとは綿棒のことを指す。政府は無料で行なっているが、結果が出るまで最大72時間かかる。140ユーロ払うと病院で検査でき、24時間以内に結果が出る。どちらにしろ日本より安く検査ができる。

・私の大切な友達

スペイン人のDeylimarとフランス人のMehrez。


2人は何故だか初めて会った気がしなかった。2週間しか過ごしてないのに、ずっと一緒にいたかのように初めから心を許すことができた。


Deylimarは同い年でお互い苦手な英語も安心して話せる親友のような存在。スペインの家族のことやBTS、日本のドラマの話をしている時の彼女の顔は輝いてた。いつか彼女の素敵な大家族に会いに行きたい。ずっと一緒にいたし、彼女の人柄から、彼女がいかに愛されて育ってきたのか分かった。前世でも私たち親友だったに違いない。

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Mehrezは車椅子だけどなんでも自分でできて、友達が多い。彼の周りにはいつも友達で溢れていた。なのに私をいつも気にかけてくれて優先してくれた。ハンドサイクルでフランス1位の過去と現在はパリでPolitical adviserをしているという。彼はいつも私に勇気をくれた。柴犬を飼っていて名前はマナ。こちらも日本大好きマン。流石フランス人だね!

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2人ともバルセロナとパリに来たら泊めてくれるし、全部案内してくれるっていうから、2人が日本に来たらおもてなししたい!!

・失敗を恐れないこと

ディスカッションの授業が難しかった。日本は同調圧力って言葉があるように周りの意見に合わせがち、それに文法気にしすぎるから余計に意見を言わなくなる。外国ではまさに十人十色って感じでそれぞれが意見持ってて授業も普段の生活も楽しかった。文法なんて気にせず、とにかく喋る。自分の意見を言うのは難しいけど世界が広がるなあと。逆に文法は日本人がピカイチ。文法の授業や宿題の時間はみんなteacher!俺の合ってる?って聞いてくれる。それぞれの得意分野で助け合った(!?)のかな。それでも最初は彼らが羨ましかった。

語彙力の差は感じたけど、文法気にせず話すようになったら「なんだ、こんな簡単なことなんだ」って。現地へ行ったら実践の場だから失敗を恐れずに話すことが大事だってことを学んだ。そこからは英語話すのが楽しいと思えるようになった。

私が感じたことは、放課後が1番の勉強の場ということ。話せるようになりたいのなら、友達と話すことが1番の近道。毎日友達を誘って出かけたり、遅い時間まで寮に残って友達と話した。

毎日書いた日記は勉強になるだけでなく、ノート自体が宝物となった。

・人との出逢いが新たな世界を

語学を学ぶだけでなく、世界が広がる!価値観が変わる!人として成長できる!

2週間で?と思うかもしれないが、本当にそう。2週間でそう感じているのだから、長期留学の人が羨ましい。次は少なくても1ヶ月以上は行きたい。


例えば、今までは海外のニュースにあまり目を向けることがなかったが、今で言うとコロナの記事など海外の状況を自ら知ろうとするようになった。

逆に友達から日本のことについて連絡来ることもあって、Deylimarから連絡が来たと思ったら「大きな地震があったみたいだけど大丈夫?」と安否確認。スペインでも日本の地震のニュースが流れてることに驚いたのと同時に、何よりそれを見て連絡をくれたことが嬉しかった。そこから話が弾んで会話をすることで、英語の勉強にも繋がる。

私が日本食の写真を載せたらAdrienが「僕の街には伝統的な日本食の弁当屋があるよ」と。そんな話から彼が来月またマルタに戻って英語の勉強を続けることを知った。私も頑張ろうと思わせてくれた。


他にも私は今SDGsについて少し勉強をしていて、特に弟が障がいを持っているということもあり、3.すべての人に健康と福祉を、10.人や国の不平等をなくそうという項目に興味を持っている。また留学したりコロナ禍でのオンライン授業を通じて4.質の高い教育をみんなにという項目にも関心がある。

SusanaがsnsでSDGsについての投稿をシェアしていることから世界でも進んでること、ヨーロッパは特に力を入れていることを知った。

あと、Mehrezは車椅子でも障がいを感じさせないし、自分の身体を愛していて、何より自信を持っている。そんな彼が今Political adviserとして活躍していると思うと、言葉に表せないほど素敵だと思うし、かっこいい。

今コロナ禍で新卒採用の中止がある中、障がい者手帳持っている人の採用は続けるという企業が多くあると思う。もちろんそれは素晴らしいことだし、彼らを応援したいと思う。しかし難しいとは思うが、それを言わなくても周りの人たちと同じように自信を持って就職活動し、行きたい企業に入社する時代になれば、それが真の平等なのかなとも思った。答えはないから何が良いのかは難しい。

そんな感じで色んなことに視野を広げられるようになった。

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私の学校EFは多国籍だったから8ヵ国くらいの友達に出逢った(🇫🇷🇪🇸🇵🇹🇮🇹🇹🇷🇬🇱🇩🇪🇰🇷)し、学校によっては日本人だらけのところもあるらしいから、学校選びは大切。

・いつかまた帰りたいと思える場所

間違いなく言えることは、この経験は一生の財産になるということ。今までは試験勉強のための英語勉強だったし、日本人ってそういう人が多いと思う。でも今はいつかまた彼らの元に、その時は自信を持って会いに行けるように毎日勉強している。そうすると勉強が全く苦に感じないんだ。

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なんだか世界が広すぎて、自分が悩んでいることがちっぽけに思えてきた。

・あたらしい自分へ

今回私は初めての海外経験だったわけだが、意外と自分から色んなところへ飛び出していけることに気付いた。2020はそんなあたらしい自分と出逢えた。こんなコロナ禍でも2021もあたらしい自分に出逢えるように、行動に移していきたい。

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