コロナを機に退職をしていただいた話

約3年にも渡るコロナの乱痴気騒ぎも落ち着き、先日から2類の感染症分類から、5類相当に分類変更された。コロナの期間は本当に色々あった。。
色々と思うところはあるが、それはまたの機会に。
もうだいぶ騒ぎが落ち着いてきたので、整理の意味でもコロナ禍での社内でのやり取りを。

コロナ禍で、あらゆるものが制限され非科学的なトンデモ話や数値に基づかない様々な政策が実行された。なんだよ、アマビエ様って。甘エビかと思ったよ。
有無を言わさず理不尽を強いる制限や個人の行動の自由を奪うものは、やるせないものがあったが、大東亜戦争の戦時下の言論統制のプロセスが垣間見れた気がした。あぁこんな感じで憲兵がようわからん理不尽を強いていたのかとある意味なっとく。このコロナの右往左往ぶりはまったく無関係の人間に疾患以外のところで甚大な被害をもたらしたが、人の知能や知性の分断を今までに以上にあぶり出したと思う。
平時はいかにも物分りの良さそうな顔をしていても、高校で習う程度の科学の知識すら大抵の人は持ち合わせていないのだ。
いや、高校はおろか中学生レベルの論理性もない人も少なくはないのだ。


そのスタッフからの連絡は最初から最後までメッセンジャーを通じて来た。

「知り合いにPCR陽性出た人がいて、
保健所から濃厚接触者として連絡きたので帰ります」

と。


詳しい話をメッセンジャーで聞くと、
難解な日本語で長文がきたが、要約すると、

・週末に陽性結果の出た人と会った
・ほぼ喋っていない
・2時間くらい一緒にいた
・気になるので検査をした
・検査をしたら陽性だったので休職する

とのこと。


彼女は普段からコロナを極端に恐れていて、
会社に届いた備品の受け取りすら拒否していた。
職業差別じゃね?それひどくね?ってほどに配送員の方から品物の受け取り拒否。
そもそも人材業なのに、求職者の方の室内への案内も断固拒否。
仕事はしません。きっぱり。
えっ?どういうこと?

まぁ個人の信条なので、それはそれで彼女の言い分を尊重していましたよ。
さすがにイスラームに酢豚の強要はできませんて。
ビーガンに粘菌類はどうするのか聞けませんて。

さらに詳しく話をきくと、どうやら彼女は、
カラオケバーに入り浸って、他のお客さんから感染った模様。
あれ?どういうこと?

で、あれ?もうコロナは気にしなくなったんですか?
コロナ怖くなくなったんですか?と聞くと、

「自分の中でストレスにならない優先順位は決まっているので、
責められないのであれば気にならないです。」とワンダーな回答が。
さらに、「コロナで一番怖いのはストレスですよ?」と。
おやおや?どういうこと?日本医師会も驚きの新説を発表するのか?

ということは、アマゾンの配送の方や求職者の方はストレスで、逆にカラオケバーの接客はストレスがないってこと??と聞いてみると、


「ちがいますよ。会社でコロナ対応してないの?
 って友人とかに言われるのがストレスだったから嫌だったんです。」
「コロナにかかった時に親とか友人に責められたらどうしよう
 って思うからコロナにかかりたくなかったんです。
 でも、もうコロナにかかっても仕方ないと思う様にしたんで。」



そういって、職務放棄する彼女は一足早いお盆休みをとっていた。


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