「心の違和感」を追い求めて(何を撮るのか)
どうも。糸島在住クリエイター/フォトグラファーのリョウム(@umoyr)です。
最近noteの更新をやめたら人生も止まるんやないかと思い始めました。書くこととは自分との対話。すなわち思考すること。思考停止することは人生終わったようなものだと今更ながら気づきました。
前々回の記事は自分の表現に対する考え、前回の記事はなぜ写真なのか・写真を撮り始めたきっかけについて書きました。
今回は、それじゃあ君は何撮ってんの?ということについて書いていきます。
∇世界を面白くしたい
前提として僕の性格上、世の中が平坦に見えるのがつまらないのかもしれない。どこか別の視点や角度で見ていたり、自分の手を加えて何かを変えたいという気持ちがあるのかもしれない。僕は世界を面白くしたい。
僕の行動が誰かのためになり、社会のアップデート・自分のアップデートに繋がり、明るい未来へと繋がっていくのではないか。
そう強く信じている。
∇では何を撮っているのか?
それでは本題。
僕が自然とシャッターを切る瞬間。
それは「心の違和感」を感じたとき。
んじゃ「心の違和感」って何なのよ?
ってことだが、以下のようなものだ。
・ズレ
・アンバランス感
・ギャップ
などなど、これは自分の心のどっかに引っかかってくるモノやコト。
それはつまり自分にとって、「フレッシュ(新鮮)かどうか」ということ。
自分が定点に立った際に見える世界に対しての「心の違和感」を、僕は写真というカタチで切り取っている。
∇「心の違和感」をどう表現するか
僕が「心の違和感」を表現する手法については2パターンある。
①探す:既存のものから感じる「外的な違和感」の具現化
②意図的に作り出す:自分の内から出てくる「内的な違和感」の具現化
∇①探す
・既存のものから感じる「外的な違和感」の具現化。
自分が街を歩いたり、日常生活する上で生じる「心の違和感」。この状況面白いなぁとか、この瞬間面白いなぁとか。他には誰もこれ撮ったことないんじゃないか、この場所知らないんじゃないかとか。そういった状況を日頃から考えながら探している。
建物でいえば見上げたり、見下ろしたり、中に入ったりと様々な視点で街を歩く。人でいえば行動だったり、容姿だったり。日頃から面白いところはないかと探している。これはもうほぼクセになっている。
上の写真のように「モダン×オールドスクール」や「西洋の建物の横にいかにもニッポン的な造形物がある」などなど。そのギャップが面白い。
ユニークな事象や瞬間、素晴らしい光景、言葉にならない感動を切り取る。
∇②意図的に作り出す
・自分の内から出てくる「内的な違和感」の具現化。
この場所にこれあったら面白いなーとか、これとこれの組み合わせで化学変化起こるかなーとか。妄想を膨らませ、思いついたことをやってみる。これは現状のものに意図的にプラスしたり、組み合わせたりして表現している。
上の写真を見てもらうとわかるのだが、浴衣美人がパチンコ屋にいたら…とか、得体の知れないゴールドマンがいたら…などなど。自分の妄想を具現化し、意図的にその状況を作り出す手法だ。事前にある程度完成形をイメージしてやる場合もあるが、割と実験に近いためその場のノリでやったりもする。
以上の2パターンの手法で「心の違和感」を表現している。
どちらも自分にとって「フレッシュなもの」が大切なのだ。
∇発信することの大切さ
僕が日常で感じる「心の違和感」を追った姿を、フリーランスのビデオグラファーTatsuhiko Esakiがドキュメンタリー映像作品として残してくれている。
僕の様子を丁寧に映像へと昇華したこの作品「Searching the Feeling of 'Awkwardness'」はPanasonic LUMIX AWARD2017 動画部門で見事グランプリに輝いた。
Tatsuhiko EsakiとはInstagramを通じて知り合った。僕の作品をずっと見てくれていたのだ。自分の表現を発信を続けていると注目してくれる人がいる。やはり思わぬ繋がりを持ちたいクリエイターは発信することが重要だ。
このような友人を持ったことは本当に誇らしい。たっちゃんありがとう。
∇まとめ
・世の中を面白くしたい
・撮っているものは「心の違和感」
・表現手法は2つ、「探す」「意図的に作り出す」
・繋がりを持ちたいクリエイターは発信すべし
∇今日の一枚
これは完全に妄想の具現化。
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