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Photoset:異国からみた僕の暮らす街

僕は東南アジアに旅行に行くのが好きだ。
未知の場所に行くことで、日本では感じることのできない刺激をたくさん受ける。
刺激を細胞レベルで欲しがってる。

異文化に接触し、日本人だと自覚する。己の小ささ・世界の広さに気づく。それは海外旅行に行くといつも感じる事だけど、それを味わうのが旅の醍醐味ではないだろうか。

東南アジアに行くと五感で様々なことを感じる。

飛行機を降りて感じる、熱さが混じったようなニオイ。
舌が焼けるようなスパイス。
腕につかみかかる商人たちの熱気。
顔にまとわりつく砂埃。
クシャクシャのお札。
ストリートで感じる鼻をえぐるような香り。
コンビニに並ぶ得体の知れない液体。
体に悪いであろうカラフルなお菓子。
スピード超過で捕まるタクシー。
無愛想なレジ。
チップを要求する清掃員。
にぎやかなパブ。
換金所の手さばき。
虫が出入りする缶ジュース。
味の薄いビール。
スコールでずぶ濡れのトゥクトゥクドライバー。
レーザー漂うダンスホール。
シタール響くレストラン。
バナナの葉の皿。
値引き交渉する観光客。
ゲストハウスのシャワー。
路上のプラスチックの椅子。

なぜ別の国に行っただけで、ここまで敏感に感じ取ってしまうのか。それはあまりに自分の日常に慣れすぎて違和感を感じていないから。

じゃあ自分の暮らしている街をどう感じるか。
どうしてもずっと暮らしている街は、旅行に行ったときのように感じることが難しい。でも少しでも疑って普段の暮らす街を見るといい。

僕は思った。あの東南アジアで感じた独特の雰囲気を、僕は自分の暮らす街で感じたい。そして外国人がアジアの1都市として福岡”Fukuoka"を見たとき、どんな見え方をするのかを知りたい。

これまで僕は"異国から来たRyomu”という視点で福岡を表現してきた。異国の人がどんな視点で福岡を見ているかを妄想して「心の違和感」を写真に落とし込んだ。

以下僕のInstgramの2アカウント(@umoyr,@atmosphere_supreme)から抜粋し写真たちを改めてまとめる。

普段何気なく見ている風景も、切り取り方次第で見え方が変わり、新しい側面を見出すことができる。魅力を引き出し、別の角度からスポットライトを当て、さらに輝きを加えていく。僕は世界を面白くしたい。魅力のある世界にしたい。そのために「心の違和感」を表現する。



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