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何にもない日(一日着物を着続けて)

こんばんは。

久しぶりに何も予定のない日曜でした(いや、ほんとはあったのかもしれないけれど、何も予定を入れませんでした)。

怠惰怠惰、堕落堕落。有閑倶楽部。快適快適。

掃除洗濯くらいしかすることがないのも面白くないので、せっかくなのでと先日買った着物で一日を通しで過ごしてみました。

女性ものの着物はいろいろ着付けが大変なのだと聞きますが、その点男物は簡単です。シャツとステテコ、その上にあれば襦袢(私は応援も兼ね、nanafuのmakuakeで浴衣を買い、身丈が若干短かったので襦袢かわり兼浴衣に使っています)、着物と帯(これはnanafuさんのInsta抽選で当選したのを使っています。ありがとうございます)で一通りは終了。

着物は以前お世話になった清澄白河の田巻屋さんでデニム地のものを買い、当面はそれを普段着としながら、追って他のも探そうと思っています。


着物を着ようと思ったわけ

大学生のころから、着物を普段着にしたいという願望はありました。おそらくは京都で当時遊蕩に近い生活を送っていた一つ上の従兄が長髪に着流しというなかなかイナセな恰好で京都を颯爽と歩いていたことに、実家から都内の大学に通う自分を対比させて憧れを感じていたことも少なからずあるでしょう。

ただ、当時は、いろいろとあって、結局着物を着ぬまま時は過ぎ。

今年に入って、何か一つだけでも新しいことをやりたいと思ったときに、「そうだ、着物を着ようか」というのがふと出てきました。自然に口をついて出てくるものはおそらく真理、という心持のもと、早いうちに着物を買いたいという気持ちになったのでした。

着物をすでに着慣れている先輩方にそんな話をすると、大歓迎。「最初から全部そろえる必要はないから、オフの服のアクセントとして使えばいい」とのこと。なるほど、ハードルは下げちゃえばいいわけか。

ということで、あまり構えずに揃えず、今回一式そろったので、とりあえず着てみた。帯も浪人結びで良いそうだし。しばらくはそれを練習しながらだね。昔、靴紐を結ぶ練習をしたのを思い出して新鮮。


実際に着物を緩く着てみて思ったこと

楽。体が締め付けられないから楽。装うより纏う、ないしは羽織る、という感覚に近いかも。面白いです。

で、不便。「歩く」ということに対して、考え方の転換を迫られます。まず走れないし、小股歩きにならざるを得ない。そうすると体の使い方をがらりと考えないといけないし、ひいては世界の見え方が変わってくる。大げさかな。

具体的に一例上げると、いわゆる「ナンバ」歩きの妥当性がわかる。斜めの手足を同時に出す軍隊歩きが定着した現在においては時々取り上げられるのみですが、体の向きを常に一定に保つ「ナンバ」だと着物が着崩れない。実際に「ナンバ」が定着していたかどうかについては評価の分かれるところだが、着た感覚の限りではあまり体をひねらない歩き方のほうが歩いていて楽ではあった。

それと、周囲から見られる。あがり気味なので、これは思わぬ収穫。周りに見られているという意識を常にすることで、気持ち堂々とできそう。

ということで、これからも少しずつ着物を着ていきたいと思います。6月に入ったら浴衣がオフのウェアかな。

というわけで、

メンズの着物おすすめです、という話でした。別に浴衣の上にパーカーでも良いし、着物の下にジーパンでも良いと思うんだよね。坂本龍馬だってブーツに袴だったしね。

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書いても書かなくてもいい内容なんですが、ふと書きたくなったので、さらっと、1500字弱で行ってみました。

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