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「冒険」の対義語は「母親」/安全な環境から踏み出すことが自立への一歩

先日、息子との時間を過ごしているときにふと感じたことがあります。

どうしたら自立した大人になるのか、
ことわざと世界的に有名な漫画家のコメント、私の考えについてお話していきます。


ことわざ『可愛い子には旅をさせよ』

「家を出て苦労を経験するからこそ成長する」というような意味が込められていることわざだと思います。
息子には様々な経験を積んで、自立した人になってほしいです。
家という安全地帯の外に出て、旅や冒険をするからこそ子供は心身ともに成長していきます。

息子の成長から目が離せない毎日。どんな大人になるのか考えることもあります。
産みの苦しみを経験した母親だけでなく、父親にとっても息子はとても可愛いです。

可愛い子供にはなるべく安全に育ってほしい反面、しっかりと自力をつけて自立してほしいです。


■世界的に有名な漫画家に学ぶ「冒険」の対義語

少年ジャンプの冒険漫画作品では様々な理由で「母親」や「父親」がいないことが多いです。

『ONE PIECE』、『DORAGON BALL』、『聖闘士星矢』、『北斗の拳』、『ダイの大冒険』、『幽遊白書』、『NARUTO』、『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』といったヒット作品で親が主人公に干渉できないようになっていることが多いと思います。

むしろ、最後の黒幕の正体が父親や母親、育ての親だったりすることもあります。
(もちろん、そうでない場合もあります)

『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎先生がその理由についてのコメントを読んだことがあります。
とても深いコメントだったので記憶に残っています。

その理由というのが、
『「冒険」の対義語が「母」だからです』(『ONE PIECE』70巻 SBS)

少年漫画では「冒険」や「成長」「努力」「勝利」の姿が見せ場のひとつです。

そんななかで、子供の身を案じるあまり実家から出さない親、実家から通えるからという理由で実家から出ない主人公というのはほぼ皆無です。

主人公は家庭から離れて冒険の旅に出ることで、新しい出会いや挑戦をしていきます。
ときには失敗したり、敗北することもありますが、そんなときこそ主人公が成長したり、心強い仲間が登場します。


「愛情が深いからこそ、家庭外の環境に一歩踏み出していく」ことが大切です。

自立したひとりの大人になるためには、それまで慣れ親しんだ家庭や親元を出て「冒険」することが不可欠です。
親元を離れなければ見えてこない世界や得ることのできない経験がたくさんあります。

これは漫画の世界だけでなく、現実世界でも同じです。
大事な息子には健康で安全に育ってほしいと思います。

しかしそれ以上に、人生の進路を自分で切り拓く力を身につけてほしいです。
保守的なスタンスやリスク回避ばかりに慣れてしまうことは、子供の持つ可能性という芽を摘み取ってしまうことになります。

そんなことを保育園に向かう息子の背中を見ながら思う今日この頃です。


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宮田亮(りょうちん)

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