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飛行機、500mlのビールを2本

いい時間とお酒を考える。
色んな思い出が浮かぶ。

・卒業後バラバラになる友人たちと一緒に飲んだ夜
・ライブが巧くいったときの打ち上げ
・喫茶店の老マスターがこっそり教えてくれたバーボン
・ソウル・フラワー・ユニオンを観た後に、路肩でおっちゃんたちと飲んだ寿町の夜
・一個仕事が片付いた時に、上司が「お疲れ」の一言と共に手渡した缶ビール
それを飲み干した後に連れて行ってもらった高級中華
etc

考えると、だいたい人と飲んでいるシーン。
でも、1人で飲んでる時間も好き。

飛行機。
2時間程度1人で飛行機に乗る機会がある。
そんな時、必ずカツサンドとビール500mlを2本買って搭乗する。withお気に入りの本。

小さな頃から落ち着きがなく、祖母にギョウ虫がいるんじゃないか?と疑いをかけられ薬を飲まされたこともある私にとって、空の上で座っていなければならない空間は不自由な空間かと思いきや、その不自由さゆえ、1人の時間を思う存分楽しめる時間を作ってくれる。

なんとなく、離陸後シートベルト着用のサインが消えてから、1本目のプルタブを開ける。
プシュー。
空の上で飲むビールは格別だ。
うるさくしている人もいない、ゴーゴー鳴ってる機内の音を気にしなければ、素敵な読書空間。
カツサンドを頬張り、ビールで流し込む。
ページをめくりビールを一口。
物語が進んでいく。

なんていい時間なんでしょう。

#いい時間とお酒

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