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日記

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日記まとめ
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2021年5月の記事一覧

日記・その仕事は命を返してくれますか

 いまの仕事をあと30年近くする気がしなくて、30年あるならば他のことがしたいと思っていたが、思えばさらに40年50年と生きているといずれは死ぬことに気づいた。

 生きるためにはある程度のお金が必要で、生活の水準を下げていけばその分必要なお金は減っていくが、自分でもどれくらい生活から物事を手放せるのか分からないので、とりあえずいまの仕事を続けている。

 お金は死ぬまでの時間稼ぎができる分があれ

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日記・生活の中で映画が光る

 『花束みたいな恋をした』のテーマをなにかの終わりに流すと「いい意味で」終わったことになる。

 好きなカフェを出たあと、どこかから家へ帰る時、映画『花束みたいな恋をした』のエンドロールで流れていた曲を流す。良かったと思う。ちゃんと思い返していないが、良かった感じがする。

 最近ふと、『花束みたいな恋をした』の絹ちゃんが「余韻を上書きされたくない」と言っていたのをよく思い出す。曲に歌詞が入ってい

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日記・結婚どころの話ではない

 自動車事故で出遭ってそのまま結婚する人だっているのかも知れないと、ふと思わされた。

 道路上に警察官がいるのが見えた。パトカーの他に車が2台止まっている。車が止まっているのとは反対側の歩道から2台の車の側面を見ると互いにある程度の速度でぶつかり合ったのか、ボディーはへこみそして歪んでいた。

 2台の車の先にブライダルリングのお店が見えた。今まさに2人組の男女が入っっていったところで、ふと思っ

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日記・頭を万力で挟んで伸ばす

 もっと、さらにもっと。求められているのは果実を実らせるよりも果実を実らせる枝を伸ばすことらしい。

 仕事をしていて思うが、成果は既に過去であり、過去は置き去りのまま、ではこれからどうするつもりなのか、つまりどう成長するつもりなのか、そういう軸の話が多い。

 言いたいことは分かる。だが実らせ続ける果実には目もくれず、その枝にはあとどれくらい実る可能性があるかという話が延々と続く訳である。

 

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日記・吉兆の雨

日記・吉兆の雨

 スパゲティが教えてくれたのだ。パソコンのキーボードを叩く自分もカフェで本を読む自分も実は同じなのである。

 今日のお昼ごはんは休日によく行くお店でスパゲティを食べた。スパゲティしか出さないお店で、今まで休日にしか行ったことがなかったので店員さんに驚かれた。

 休日に飛んだ。普段ならどんなにあがいても平日で仕事の真っ只中、休憩時間が終われば仕事が待っていると分かっている。だが今日は雨が降ってい

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日記・意欲とは別に動く体

 やる気はまるでないのに手が勝手に動いて仕事していてびっくりした。大丈夫なのかこれは。

 夜、やることは見えていたのでこれをおわらせたら帰ろうと思い、でもまるでやる気にならず、こんな状態で体が動くのかと思ったら案外動くものである。

 でもそれって大丈夫なんだろうか。思ったより動けるから大丈夫だと易々と思っていいのか。なんだか気持ちがずっと重い。

 仕事をやめてしまえば気持ちが軽くなるんだろう

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日記・仕事って何

 仕事では幸せになれないので今日は早く帰ってきた。ざまあみろである。

 他にどんな仕事ならできるだろうとぼんやり思う。ある程度の収入もほしいし精神的に楽な仕事がいい。欲張りかも知れないけれどお金も精神的健康も生きていくには大事だとよくよく思う。

 いまの仕事をあと何十年もやる気にならない。でもかえって好きでもない仕事をしていた方が否定された時に傷つかずに済むような気もしている。

 好きな仕事

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日記・生きて眠る

 昨夜は散歩に出かけると物語の終わりのように風に流れる雲の裏から月が出てきてイヤフォンから流れる曲がエンディングテーマなんじゃないかと思った。勝手にエンドロールが流れる。主演、俺。演出、俺、脚本、俺、監督、俺。

 今朝、目覚めてここ最近で最も仕事に行きたくない朝を迎えた。梅雨前の晴れ間が恨めしい。目覚めて30分、どうすれば仕事に行かなくて済むか、どうすれば仕事に行けるか、とりあえず体を職場まで運

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日記・横道に逸れていく人たち

 顔と名前ぐらいは一致する人が亡くなったと情報が流れてきた。書き方としては亡くなったという情報のみだったが、それはつまるところ恐らくは自殺らしいという意味に取れた。病気ならば病名を書くし、事故なら事故、事件性があるならばもっと大々的な話になるだろう。

 人の死は生活に陰を落とす。近しい人ならば尚更だが、距離の遠い人が亡くなると違う形で思うことがある。

 自殺については殊更そうである。朝のニュー

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日記・大気の状態が不安

 1日仕事の不安を抱えたまま過ごしてしまった。すごく無駄な気がするけれど、忘れようとするとすぐに思い出してしまうので不安を置き去りにできない。

 仕事の不安は仕事をしている時しか解消できない。どんなに考えたって結論は出ない。仕方ないから忘れようとして、忘れたそばからふとした拍子に思考の中に現れてうるさい。

 不安はうるさい。後ろから大きな声で話している内容がずっと聞こえてくる。黙ってほしいが話

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日記・いないのにいる人、いるのにいない人

 亡くなった人のことをまだこの世のどこかにいるんじゃないかと思う時がある。しかしそれはいないからいると思うのであって、この世にいる人にはいると思う前にそこに既にいる。

 逆に生きている人も意識に上ってこなければいるのにいないような気がする。いないような気がするというよりは、もう会うことがないと言えば良いのか、死んでいないから会おうと思えば会える訳だが、会うイメージにたどり着かない。

 実際に存

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日記・不幸の奴隷、可能性の揺らぎ

 この世にはすぐさま死に至らないが生きて耐えなければならない不幸が多くあって、そういった不幸こそいかにもタチが悪く、生かさず殺さず不幸の奴隷となっている。

 真面目にやってしまうと上手くいかないんだろうなと思う局面に出会う。必要な嘘をつかなければいけない。しかしそれは嘘というより可能性の揺らぎを表現する為に必要な言葉だと思う。

 結果がどんな風に現れるか、それは予想でしかなく絶対にそうである訳

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日記・食っているのはどちらか

 週に5日働けば食いはぐれる心配はない代わりに仕事に生活を食われていることをなんと呼べば折り合いがつくだろうと思っている。

 名前をつけたところで解決はしない。でもこれはなんだかおかしいと思っている。生きているからまぁいいかと思う時と生きているだけではダメだと思う時がある。

 ふらっと仕事をやめてもいい。次にどんな仕事をするか決めていないが、仕事をやめていますぐ食いはぐれることもないし。

 

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日記・他人の感想は他人のもの

 昨日は残業しすぎたので今日は早々に帰ってきた。この前の土曜日に放送された『コントが始まる』をまだ見れていないので時間を見つけて見たい。

 誰かの『コントが始まる』の感想がTwitterのタイムラインに流れてきたのをふと思い出した。"有名な俳優がたくさん出てきてただ喋るだけのドラマ"だとかいった辛口の感想だった。

 一瞬、ふっと怒りの感情が湧いたが、何のために怒っているのか分からなくて消えた。

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