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孫正義・ジャックマーの対談講演メモ@東京フォーラム

こんにちは、株式会社オクリーの山口諒真(@ryoma_2021)です。

ソフトバンク創業者の孫正義氏と、アリババ創業者ジャック・マー氏の対談があるということで東京フォーラムに参加してきました。

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たくさんの印象的な言葉があったので、走り書きですがメモを残します。
英語での対談のため意訳や読みづらい箇所もあるかと存じますが、ご了承ください。

ジャック氏について、印象は?
孫氏:ジャックは初めて会ったとき、将来未来はどうあるべきかということを話した。事業計画やお金の話を全くせず、とにかくフィロソフィーを話してきた。夢を語り、世界を変える話をした。またジャックには人の良いところを伸ばす力がある。思いやりがある。
組織論や理念についてどう考えているか?
ジャック氏:CEOはリーダー。方向性を持つ必要がある、それは未来に向かっていないといけない。チームを導いていかないといけない。会社の1番の資産は従業員。人をエンパワーする。そうするとビジネスに力を与えられる。CEOはChief Education Officer(チーフエデュケーションオフィサー)かもしれない(笑)
起業家のあるべき姿とは?
孫氏:ジャックは5分話しただけで私と同じ匂いだと分かった。多くの人は論理的に正しいことを話してくるが、心からの情熱的なプレゼン、ハートが感じられるものは少ない。ジャックはプレゼンの資料は用意しない。それでも情熱、ファイティングスピリットが伝わってきた。
ジャック氏:投資家に好まれる事業計画を立てるのは良くない。お金を追いかけることなく、自分が信じることだけをやっている。将来を信じること、未来を信じられないなら起業家になるべきではない。明るい考え、楽観的な考え方を持てる人でないといけない。チームや仲間を信じられることが必要。
お金や資本ついて
孫氏:最初は誰もがお金はない。私もジャックもお金はなかった。それでもお金はついてくるだろう、どっかから出てくるだろう。と思っていた。お金を追いかけたらお金は逃げる、夢を追いかけるとお金がついてくる。
ジャック氏:一方でお金を持っていると責任が大きくなる。いただいたお金は信頼である。
AIが作る未来について
ジャック氏:人はもはや機械ではない、創造的でイノベーティブな考えを子どもたちに広げたい。
孫氏:150年前の明治維新で社会が劇的に変わった。当時は90%の人が農業をしていた。いまは5%くらい。もっともっとエキサイティングな仕事が生まれた。未来は異なるものになる。
ジャック氏:学校は物事を勉強する方法を勉強する場所であるべきと思っている。社会そのものが学校だと思う。常に学び続けることが大切。社会こそが学校、失敗から学ぶ。失敗こそが最高の学びである。我々の孫の世代は、将来は1週間に3日、3時間働いて「ああ忙しい」という時代になる。生まれてきた意味は働くためではない、人生を楽しむためだ。
お二人に影響を与えた人物は?
孫氏:私はまだ何も成し遂げていない、これからがスタート。これからがチャレンジャー。情熱、夢はいまの自分よりも100倍くらい大きい。まだスタートラインに立ったばかりだ。15歳のころに小説「竜馬がゆく」と出会った。家庭教師の先生がこの本を読むべきとすすめてくれた。読み始めたのは晩ご飯の前、それから読みきるまでまで読書をやめられなかった。竜馬は純粋な心を持って、心の中に革命を持っていた。人生を捧げて、人や社会を幸せにした。のんきに生きている自分は何をやっているのだと思った。ちょっと世界を確認しようと思った。それでアメリカに留学した。あの本が私の人生を変えた。あれから何度も読み返している、読むたびに見方が変わった。
ジャック氏:私も同感です。何かを達成したとは思っていない。死ぬ瞬間までわからない。この世を去るときに結果が分かる。私もたくさんの人からインスピレーションを受けた。どんなに成功しても、それは社会に支えられていまがある。
若いうちに伸ばしておくべきことは?
孫氏:大きな信念を持つ。夢に情熱を抱け。その情熱が強ければ強いほど達成できるだろう。
ジャック氏:楽観的であれ、文句を言うな。ピンチは成長のチャンスだ。

以上、簡単ではありますが対談メモでした。
最後までお読みくださりありがとうございました!

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