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なにもしない1週間(よりよい生活のための気づき)

自称するのもどうかと思いますが、私は仕事中毒者です。
少なくとも仕事中毒の”気”があります。

そんな私ですが、有給休暇を使って今週1週間仕事をお休みしております。

「豊かな」生活のためには、仕事人間ではいけないことは百も承知なのに、私はこれまでまったくと言っていいほど仕事から離れたときがありませんでした。
そこで、この1週間、完全に仕事から離れてみようと思い立ちました。
その結果気づいたこと、これから(明日から)取り入れていくことをここで備忘録兼皆様への共有という形で残そうと思います。

いつもより長めの記事になってしまうことをご容赦頂ければ幸いです。
(目次も作っておりますので、気になるところだけ読んでください)

0.参考図書

(1)ちょっと待って、何でここで?

普通は一番最後の項目を一番最初に持ってきました。
理由は大きく2つです。

理由1:参考図書が本記事の気づきのベースとなっているため

極論すれば、この記事を読まなくても同じ気づきも得られる可能性があるためです。
また、事前にベースとなっている考えをお知らせすることで、皆様がこの記事を読む前に事前にインプットできる機会が得られるためです。

理由2:本記事はあくまで私の気づきでしかないため

気づきにはその人のこれまでの人生の影響が排除できません。
どれだけ客観的になろうとも、「私が気づいたこと」は「私の偏見」なのです。
そのため、皆様自身の気づきを得るためには皆様自身の頭で考え・感じる必要があります。

そのため、私の気づきを読む前に自身の気づきを得たい方もいらっしゃるとおもわれるため、まずは課題図書を提示させていただきました。

(2)参考図書;2冊

① 自分を変える方法 ‐いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学‐
ケイティ・ミルクマン著 櫻井祐子訳
ダイヤモンド社 
(2022年10月04日 第1刷)

② Career Workout ‐キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法‐
田中研之輔著
日経BP
 (2022年08月26日 第1版第2刷)

(3)謝罪

さて、これから私の気づきを紹介させていただきますが、1点あらかじめ謝罪を。
上で紹介させていただいた本に登場する言葉(「プロティアン」や「誘惑バンドル」、「コミットメント装置」)は特に解説することはございません。

なんとなく文脈から想像していただくか、実際に上記書籍をご一読ください。

1.私の「豊かな」生活

先に重要な結論を申し上げておきます。
私の「豊か」と経済的「豊かさ」は一致しません。

消費することで得られる一時的な所有欲、より還元すると、消費によるドーパミン放出に伴う一時的な幸福感には価値を置かないということです。

では何が「豊か」なのか。
私は
自分の時間を自分の意志で生きること
と定義します。
俗にいえば「心の豊かさ」というものですね。

その状態達成のためにお金が道具として必要になることはあるため、労働などの方法で金銭を得なければいけませんが、
金銭を得ることを目的として仕事をし続けるのは本末転倒でナンセンスだと切り捨てることにします。

2.私の目的

目的① 田舎でのんびり生活する
目的② 健康に生活する
目的③ 周囲の人に貢献する

(2022年11月27日現在)

基本的に(というよりも当たり前ですが)、”私にとって”心地の良い状態を目的に置いています。

「じゃあ③ってどうなん?」
というご意見もあるでしょうが、人は一人では生きていけないことを考えると、自分の周囲の人が自分の行いで幸せでいることは、結果的に自身の幸せにつながると考えています。

3.私のこれからやること

(1)目的①のため;田舎でのんびりしたい

・田舎に家を建てる
・生活資金を企業に依存しない

(2)目的②のため;健康で過ごしたい

・定期的な筋トレ、有酸素運動
・ヘルシーな食事

(3)目的③のため;スキルを身につけたい

・副業
・社会関係資本の増加、強化

4.やることのためにやること

言うは易く行うは難し。
まったくもってその通りです。

上で掲げた”やること”を簡単にできればどんなによいことか。

さて、具体的な行動に移る前に、私は一体何をやるべきなのか整理したいと思います。

(1)やることの整理

繰り返しになりますが、まずは前述のやることを箇条書きにしてみたいと思います。

・田舎に家を建てる
・生活資金を企業に依存しない
・定期的な筋トレ、有酸素運動
・ヘルシーな食事
・副業
・社会関係資本の増加、強化

…いい感じにふわっとした目標ですね。

さて、上から順番に採番(①~⑥)したときに、重複するもの、時系列が異なるものがあるので整理しましょう。

<お金のこと>
①田舎に家を建てる
②生活資金を企業に依存しない
⑤副業

<生活習慣のこと>
③定期的な筋トレ、有酸素運動
④ヘルシーな食事

<人間関係のこと>
⑥社会関係資本の増加、強化

どうやら<お金のこと>がもう少し整理できそうな気がします。

①は”ある程度お金がたまったら・たまる見通しが立ったら”安全にできること。
②は⑤が達成できたことで実現できること。だけれどお小遣い程度では達成できないこと。
⑤は独立した目標。

ということで、今すぐできることをまとめるとこんな感じです。

<お金のこと>
①田舎に家を建てる
②生活資金を企業に依存しない

⑤副業 → 1)副業を始める

<生活習慣のこと>
③定期的な筋トレ、有酸素運動 → 2)定期的な運動習慣を取り入れる
④ヘルシーな食事 → 3)食生活を見直す

<人間関係のこと>
⑥社会関係資本の増加、強化 → 4)社外ネットワークの形成

やることが4つに絞れて、だいぶすっきりしましたね。
あとはこの4つをやればいいだけですが、冒頭で申し上げたとおり、言うは易いのです。

実際に行うこと、そして最も大事な継続することを実行するには、これらを「やれること」化する必要があります。

(2)やることをやれることに

1)副業のため
<優先順位付け>

副業を始めるには、
・事業計画
・プロダクト作成
・その他ITインフラ勉強
が必要と考えます。

そのなかで、最も重要なものは「プロダクト」と考えます。
ブツがなければ事業計画は机上の空論ですからね。
幸いにしてアイディアも材料もすでに持っているので、私の頭の中を現実世界に引きずり出す作業を残すのみです。

しかしそのためには時間と集中が必要です。
現実逃避に勉強を始めると、勉強に終わりがないので永遠にプロダクトがリリースできなくなってしまいます。

<作業のための自由制限施策>
さて、プロダクト制作には現実逃避したくなるほどのストレスがかかることが想定されている中で、どのようにして私自身を作業に向かわせるべきでしょうか。

「気合い」と「根性」という昭和的発想もあるかと思いますが、おそらくその方法で継続できて3日、個人的な経験則では2日目はないでしょう。

ではどうするか。

「誓約」「欲求を味方につける」ことです。
それぞれの方法を以下に示します。

<誓約について>
結論からいえば、「その日の作業予定を朝にTwitterに投稿する」です。

仮に実行できない状態に陥りそうになった際、認知的不協和を誘発させるのが目的です。

また、多くの方に私の宣言を見ていただき、パノプティコン的な監視状態に自分を置くことをもう一つの目的としています。

<欲求を味方につけることについて>
これも「やったことをTwitterに投稿する」というものです。

ここでいう「欲求」とは「承認欲求」のことですね。
社会的動物である人間にとって、仲間から承認されることは本能的に備えている欲求のため、抗うことが非常に困難です。
インスタグラムで”映える”投稿を借金をしてまでやってしまう方や、犯罪行為や迷惑行為をTwitterで公開してしまう方もこの欲求の奴隷です。

映え借金やバカッターのように悪い側面が見えやすい承認欲求ですが、使い方によっては非常に強力な武器になりえるのではないかと考えています。
つまり、「いいね!」が欲しければやることをやれという状態にしてしまうということです。

ここに私のTwitterアカウントを貼っておきますので、ぜひ私のパノプティコン看守になってください。(これを執筆時点ではしょうもないことしかつぶやいてなくて申し訳ないです…)

2)運動習慣のため
運動が好きな私にとって、この目標はそれほど困難なものではございません。

ただ、仕事の状況やその日のやる気によって、「あ~今日はいいかな」という怠惰が表出する可能性を否定できません。

ここでは、この怠惰を完全に消滅させる方法を考えることとします。

<習慣化>
歯磨きやトイレ後の手洗いと同じ性質のものにするというものです。
”やらないと気持ちが悪い”

これは非常に単純です。
週4回以上運動する
これだけ。

これを2か月も続ければ習慣化(無意識下でのデフォルトモード)の完成です。

とはいえ最初の数週間は習慣化していないので脱落する可能性が高い状態です。
そのため、その期間中は特に、合図付き計画を実行します。

<合図付き計画>
毎日行うこと、すでに習慣化していることを運動する合図(「○○したら運動する」)とすることです。

私は運動は「ジムでの筋トレ」と「有酸素運動」と分けて考えているため、それぞれの合図を考えましょう。

ジムでの筋トレは栄養が筋肉にいきわたっており、しっかりと力を出せる時がベストです。
そのため、平日であれば「昼休み」、「仕事終わり」、
休日であれば「夕食後」といったところでしょうか。

一方で有酸素運動は除脂肪が当面の目的のため、体からグリコーゲンが枯渇しているタイミングがベターです。
そのため、平日であれば「起床後すぐ」、「仕事終わりの筋トレ後」、
休日であれば「起床後すぐ」、「筋トレ後」がそれに該当するかと。

上記の合図をもとに、明日から実践していきます。
その経過についても、Twitterにて宣言・報告していきます。

3)食生活のため
運動と異なり、ジャンクフード好き・食に興味がなさすぎる私からしたら非常に難易度が高いミッションです。

そのためには先述の「誓約」「承認欲求」を主軸にしつつ、「罰則付きの制限」を科すことにします。

<罰則付きの制限について>
ジャンクフードが多いところはどこでしょうか?
そう、カジュアルな外食コンビニですね。
(アイラブ松屋、バーガーキングです)

この2点について、利用するたびに罰則を科すことにします。

具体的には、
一人で外食したら:
都度500円

コンビニを利用したら:
都度購入金額の20%円(10の位切り上げ)、最低100円

です。

「使ってはならない」はあまりに現実的でない目標であり、目標を達成できなかった時に「もうどうにでもなれ」と自暴自棄になる可能性が非常に高いものです。
そのため、「使ってもいいけど使ったら罰金ね」というものにしております。
どうしても必要な時ってありますからね。

4)社外ネットワーク形成のため
これは田舎に引きこもる私からすると、能動的に動く必要のあるものです。

副業のためにセミナーや勉強会に参加する必要が出ればそこを活用しますが、
定期的な活動としては、
2週間に一度、金曜日に都内で交流会などに参加することとします。
無尽蔵にお金を使いたくないので、都度5000円を上限として。

こちらも「誓約」「承認欲求」ルールでまずは実行してみる予定です。

5.さいごに

さて、ひととおり明日から私がやるべきことが言語化できたと思います。
結構な頻度でTwitterを使うことになると予想されますね。

そこで最後に、自分への誡めを残しておきます。

Twitterはツイート・リプライする以外は見ない。

です。
無限に時間が溶けちゃいますからね。

目的達成のための道具が目的達成を阻害したら本末転倒です。

以上、少しでも皆様の参考になれば幸いでございます。

ここまで長文を読んでくださりまことにありがとうございます!
拙い文章ですが、評価していただけると励みになりますので、スキやコメントをいただけますと幸いです!

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