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    TECH.C.札幌 ライトノベル&シナリオライターコースのマガジンです。学生作品やコンテスト情報、地元札幌のイベント情報などを発信していきます!【毎週月曜日更新】

記事一覧

馬鹿試合

吹雪の中、あなたは歩いていました。そこであなたは一人ぼっちで泣いている少女を見かけました。木の葉の形をした髪飾りをつけた、まだ二桁もいっていないような可愛らしい…

ryoma531
1年前
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この世で一番怖い生物

今宵はハロウィン。 生きてる人もそうじゃない人も月明かりに導かれ、 この喫茶「エブリシング」に集う。 上野「おーい、織田!こっちこっち」 織田「お、いたいた。ばっ…

ryoma531
1年前
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最期の閃光

「上に参ります」 エレベーターは上昇を始める。 今日もいつも通り停まってほしかったな。 無機質に上昇を続けて僕を宙にうち放つ。 「4000階になります」 僕は廊下の外…

ryoma531
2年前

【三題噺】 「夏至」 「スニーカー」 「高校生」

 「日光特異体質? 」 「はい、あなたはこの世界で1人の日光に対する特殊な体質を持つ方です。なにかが原因で後天的に発現したのでしょう。」 医者という生き物はいつ…

ryoma531
2年前
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箱庭

「○○くん!もう一限の講義始まっちゃうよ!」 幼馴染のいつもと変わらぬ声を今日も電話越しに聞く。俺は早起きが大の苦手だ、5分おきにかけていたアラームもまるで意味…

ryoma531
2年前
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馬鹿試合

吹雪の中、あなたは歩いていました。そこであなたは一人ぼっちで泣いている少女を見かけました。木の葉の形をした髪飾りをつけた、まだ二桁もいっていないような可愛らしい女の子です。

「迷子かい?」と尋ねるあなたに「吹雪でお家が見えなくなっちゃったの」と言う少女。あなたは「おじさんが一緒に探してあげるよ」と少女の手を引き、銀世界に足跡を残していくのでした。

次は少女が「おじさんはどこに住んでるの?」と尋

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この世で一番怖い生物

今宵はハロウィン。
生きてる人もそうじゃない人も月明かりに導かれ、
この喫茶「エブリシング」に集う。

上野「おーい、織田!こっちこっち」

織田「お、いたいた。ばっちりキメてきやがって」

上野「いいだろ?吸血鬼とか高貴でハンサムな俺にぴったりなんだわ」

織田「はいはい黙れな」

上野「お前だってよく似合ってるぜ。ジェイソンだっけか、のっぽな織田くんにはぴったりだな」

織田「どーも、あれ小林

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最期の閃光

「上に参ります」

エレベーターは上昇を始める。
今日もいつも通り停まってほしかったな。
無機質に上昇を続けて僕を宙にうち放つ。

「4000階になります」

僕は廊下の外を見てしまった。
そこには人類の怨嗟の炎に焼かれる見慣れた惑星が浮かんでいた。

「なんだ、地球は青くなんかないじゃないか」

【三題噺】 「夏至」 「スニーカー」 「高校生」

 「日光特異体質? 」

「はい、あなたはこの世界で1人の日光に対する特殊な体質を持つ方です。なにかが原因で後天的に発現したのでしょう。」

医者という生き物はいつもよく分からない言葉を俺に伝えてくる。

「にわかには信じられないですがあなたは一定時間以上、 日光に晒されていると脳が活性化して、運動神経や感覚神経が格段に上がるみたいです。あと、どういう原理か分かりませんが運も上がるみたいです。」

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箱庭

「○○くん!もう一限の講義始まっちゃうよ!」

幼馴染のいつもと変わらぬ声を今日も電話越しに聞く。俺は早起きが大の苦手だ、5分おきにかけていたアラームもまるで意味が無いほどに。だからこうして、世話焼きの幼馴染が毎朝、電話をかけて起こしてくれる。

「おはよ今起きたわ、いっつも悪いな。」

あくびをしながら起き上がり、言葉を返す。

「一限はカメラONだから早く準備しないと間に合わないよ!」

俺は

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