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地球のために 第4話「待望のお客さま」

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 ぼくが地球の未来について頭を悩ませながら帰宅すると、自宅の駐車場に見慣れない車が停まっているのをみつけた。
 県外ナンバーだ。もしかして?

 はやる気持ちを抑えつつ、ぼくは玄関の扉を開ける。
 男物のスニーカーが隅に揃えておいてある。ナイキだ。これを愛用している人に心当たりがある。
 ぼくは靴を脱ぎ棄て、転がるようにリビングに飛び込んだ。

 白いTシャツの上に重ね着している赤いタンクトップが、目に鮮やかに映った。NBLのユニフォームのレプリカだ。
 バスケをやっていないのに愛用しているのは、ファッショナブルだから? 次に服を買うときの参考にしよう。
 白いジーンズをはいた細身の人はソファーに座り、キッチンでコーヒーを淹れている母さんと楽しそうに話している。リビングが明るい笑い声で満たされていた。

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3,341字
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